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09月12日-13号

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  1. 御所市議会 2012-09-12
    09月12日-13号


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    平成24年  9月 定例会      平成24年御所市議会9月定例会会議録(第13号)-----------------------------------平成24年9月12日(水曜日)午前9時59分開議-----------------------------------議事日程第2号 平成24年9月12日(水曜日)開議宣告-----------------------------------日程第1 一般質問-----------------------------------本日の会議に付した事件 日程に同じ-----------------------------------出席議員(13名)         1番  南  満        2番  川田大介         3番  中垣義彦        4番  杉本延博         5番  丸山和豪        6番  米田 準         7番  藤岡秀規        8番  松浦正一         9番  吉村純治       10番  島田幸子        11番  米田絹代       12番  奥 泰司        15番  安川 勝-----------------------------------欠席議員(2名)        13番  小松久展       14番  中北秀太良-----------------------------------説明のための出席者    市長        東川 裕   副市長       宮谷 太    教育長       上田貞夫   総務部長      坂倉敏之    総務部参事     西村公男   市民福祉部長    倉本英孝    企画開発部長    清水隆平   環境建設部長    中手喜秀    環境建設部参事   崎山富藏   教育委員会事務局長 北岡一郎    水道局長      西河由春   総務課長      野尻 修    環境政策課長    吉井巳喜雄-----------------------------------事務局職員出席者    事務局長      喜多伸雄   事務局次長     西本仁紀子    議事係       泉谷有樹   速記者       久保田祐子-----------------------------------     午前9時59分開議 ○議長(丸山和豪) ただいまより9月定例会を再開いたします。----------------------------------- ○議長(丸山和豪) これより本日の会議を開きます。----------------------------------- ○議長(丸山和豪) 日程に入ります。 本日の日程は一般質問となっておりますので、通告順により、15番、安川 勝君の発言を許します。15番、安川 勝君。     〔15番安川議員登壇〕 ◆15番(安川勝) 15番、安川 勝。議長の発言許可をいただきまして、さきに通告しておりますし尿浄化槽清掃料金別途料金について、1点だけ質問いたします。 この件に関しましては、昨年3月議会から毎回取り上げ、質問してまいりました。ところが、私の質問に対して理事者の答弁は全く理解できない、納得のいかないまま今日に至っております。この件は大変大事な問題だけに、中途半端でこのまま終わらせるわけにはいかない。一日も早く解決し、すっきりした状態にしたいと思っております。 そこで、まずお聞きしたいのは、6月議会と同じ質問になりますが、浄化槽清掃料金の別途割り増し料金の根拠と、浄化槽の清掃が1年を超え、2年、3年、5年とおくれてきた原因がどこにあるのか。また、だれにあるのかをお聞きしたい。 それと、さきの6月議会以降、この問題について業者と話し合いをされたかどうかをお尋ねいたします。 以上であります。 答弁は自席で承り、再質問も自席でさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 安川 勝議員のご質問にお答えいたします。 し尿浄化槽清掃料金の別途清掃作業料についてのご質問でございます。 し尿浄化槽清掃料金につきましては、浄化槽法に基づきまして清掃は年1回以上する清掃義務が定められているところであります。残念ながら、毎年清掃されない世帯も少なからず見受けられます。清掃を複数年されない場合、衛生的な問題、あるいは浄化槽内に固形物が付着し清掃に要する時間もかかることにより、平成23年度より別途清掃作業料を受領することを許可条件に付したところでございます。 業者との話し合いについてでございますが、前回申し上げましたように、一部自治会の清掃料については1回線を引くような形で考慮するというような話になっております。 それと、困窮されているような世帯については、業者のほうでもちろん臨機応変にやっていくというような形で、できるだけ市民の負担にならないようにということで話し合いを続けております。 以上でございます。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。 ◆15番(安川勝) この問題は、先ほど申しましたように昨年の3月から問題が起こりまして、毎回取り組んできているわけでありますけれども、同じような質問をいたしまして、市長も前回と同じような答弁になっておりますけれども、市長、これどうして先ほどの質問の中にどういうことでおくれたといいますか、原因がどこにあったのかということを私質問したと思うんです。2年、3年、5年というおくれてきた原因、だれにあったのか、どこにあったのかということを質問、私したつもりなんです。それはどうなんですか。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) 今のご質問で、2、3年というか、毎年されておらなかったり、おくれたという理由をお聞きと思いますので。先ほど市長も言いましたように、浄化槽法の清掃を年1回以上するという定めがございます。これの徹底という形が今までなされていなかった関係もありまして、ちょっと市行政と業者、住民の方の中で少し見解の違いもあり、2、3年されていない、もしくは全く清掃というものが必要であるという認識のない住民さんもあると聞いておりますので、その辺かと考えます。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。 ◆15番(安川勝) 今の参事の答弁なんですけれども、大変気の毒なと思うことは、この浄化槽の許可条件に以前は、東川市長になって初めて昨年の4月から別途料金を追加されたんです。それまでは歴代の市長、私、初代の岸本市長、職員当時ですけれども16年間仕えてまいりました。それから、今井市長、和田市長、芳本市長、前川市長、今で6代目なんです。それまでは一度も浄化槽の清掃の別途料金、追加料金なんて考えたこともなかったし、そんなばかな条件を付されたということは考えられないです。何のために付されたかという説明されたら、衛生上の問題とか、年に1回浄化槽法で、法律で義務づけられていると。年1回以上しなければならないという話なんです。それをどうしておくれてきたかというの。 参事の答弁、気の毒だったと思うんです。これは1社独占で、もう町時代からこの業者に私は許可していると思うんです。もちろん、私は市に入りましたけれども、そのときはもう既にやられておりました。過去において話が長引きますけれども、50年当時からいろんな問題が起こりまして、私はその当時も議会に出ておりました。初めて1回目だったんですけれども、いろんな問題が起こって取り上げて、実態調査もし、いろいろやって、結果9年かかって、前も言いましたけれども9年かかって解決した、やっと。それも57年に特別委員会をつくりまして、1年2カ月かかって58年末に特別委員会が結果を出して、これまた読み上げてもよろしいですよね、後で。業者にペナルティーまで科してやっと一件落着して、そしてくみ取り料金と浄化槽の清掃料金とをちゃんと決めて、それからずっとやってきたんです。それが一度も問題なかったんです。むしろ、市民から今まで聞いたことない。最近は特によくなって、親切にやっていただいていると感謝の言葉は聞いたことあるんです。 それに、私は東川市長になってどうしてこんな問題を起こすんだろうと、私、今でも腑に落ちないんです。これ法的に義務づけられた問題なら業者に、許可した業者は、当然一般市民は、はっきりいって法律なんて詳しいこと知らん市民はたくさんおるんです。1年のやつが半年忘れたり、2年、3年と、高齢者の方々も1人ぐらいやったら、2人ぐらいやったら、そんなに水質も汚染されないだろうということで、いろんなケースあるんです、延び延びになったケースが。それが今、業者にペナルティーをかけんと、指導もしないで。市民がおくれたから言うて、市民がおくれたんちゃうんです。取りにくるのがおくれたんです。そうでしょう。そのために料金で縛りをつけると。金で縛るというような行政のやり方はどうなんですか。市民のために行政は動かないかんです。どうせ1社独占の業者に、また前も、何回も言いますけれども、貯留槽の修理代、1,780万円出してみたり、200万円の土地の借り賃が600万円に3倍に上がってみたり、今回もこんな問題、別途料金なんてだれのためにこれ立てたんですか。許可条件に。こんな市どこにありますか、全国で。これ何ですか、おくれたら業者に責任ないんですか。今までおくれてきたの、ずっと。だから、これ50何年この前のペースで来たんです、業者のペースで。それで問題なかったんです。何でふいに降って沸いたようにこんな厳しい、市民に対して厳しい許可条件を入れて、去年は50%増しやと。24年度から倍もらおうというような決め事あったんですけれども、問題が浮いたから1年猶予して、ことしも50%にとめとこうと、50%増しです。来年から倍やと。3年で3倍やと。 もう既に去年、前も言いましたけれども、高齢者の方のひとり暮らしで6万3,000円支払っているんです。1回清掃してもらって。これどういうことなんですか。市長、あんた何考えとんねん、これ。知らなんだら聞いたらええねんや。何のためにあんた市長になったんですか。 また、ついでにつけ加えますけれども、財政再建一生懸命やっていただいて、確かに13億円の赤字、みんなの協力を得て利害のもとでこれは解消になって、やれやれほっとしているんです。一般市民もよくやったなと、そう言うてる。大体、行政というのはいつも言われるように、入るをはかって出るを制す。財政収入をいろいろ考える。企業移譲も考える。そして、やっぱりできるだけ出すほうは無駄な金を出さないというのが基本方針なんです。 それに、去年皆さんご存じのように、補正予算2,900何ぼ、3,000万近う出しとった、こんなんでしょう、去年。それは何の金か言うたら、葛城清掃事務組合に投入して余計くみ取りしてきたら、その分は全部葛清のほうに持っていくんです、アクアセンターへ。その負担金は葛城清掃事務組合の負担金に出すんです。それが約3,000万円ふえてるんです。補正予算でです。今までそんな金一銭も要らなかったわけだから。だから、こんなばかなことを認めるから、業者は割り増し料金もらえるなら何ぼでもおくれたところくみに行きますやんか、清掃しに行きますやんか。行ったら、ここはまだいかんと。 しかし、中に、私に相談ありました。どうしたらええもんやろうか、2倍、3倍と言われてんねんと。ちょっと置いときなさい、解決するまで置いときなさいと言って、私はそういう回答しているんです。答え出しているんです。しかし、いつまでもほっときなさいということは言えないです。そんなばかなこと言えない。やっぱり清掃法に基づいて年に1回清掃しなければならないとなっていますから、それは当然のことなんです。しかし、いろいろ言うたら無理なしんどい理屈つけてるんです、市長も。簡易業務やから、簡易業務やったら-------、そうでしょう。だから、これからやっぱり、今まで何でそれおくれてきたかということなんです、業者も。その説明をしてください。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) まず、安川議員のご発言の中で追加料金等々のご発言がありますけれども、今の安川議員のご質問を聞いておりますと、2年しなかったら今の段階でしたら1.5倍の料金をいただくわけです。一方では、1年ごと毎年普通に料金をお支払いになっているというような状況です。ですから、普通にお支払いになっている方は2年間で2年分をお支払いになっている。1年忘れた方は2年間で1.5年分の料金をいただくという形で今啓蒙をしているところでございます。 申し上げましたように、毎年まじめにそういうことを考えてやっておられる方、あるいはくみ取りに関してはくみ取り料金というものが発生する。あるいは下水道に接続されている方は下水道料金が発生するということから、私は公平性の観点からもやっていただくべきだというふうに思っております。 確かに今その転換期でございますので、いろいろとひずみが来ているというのは重々承知しておりますし、浄化槽の清掃料がふえて、葛城清掃事務組合にお支払いする負担金がふえたのも事実でございます。ただ、これとて一時的な、今その変換期の中でふえているというふうに考えております。 ただ、私の耳にも入ってくる形で、困窮されている方とお年寄りの方でお困りになっている。一時期にお金がかかるということでお困りになっているということは認識しておりますので、その辺は業者さんと話し合いをして、指導もしていくべきだというふうに思っております。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。 ◆15番(安川勝) 市長、何と言うか市民の立場になって、私やっぱり行政というのは進めていかなければいけないと思っている。今の話聞いたら、いかにも業者寄りと言ったらいかんけれども、業者サイドのことばっかりなんです、聞いてたら。1年毎年清掃してもらったら、例えば2万1,000円だと。去年から50%、広報の文で書いてあった、私はそれもクレームつけました。50%減やない、50%増やと。文章の書き方も考えて書かないかんと。市民が読んだら、減言うたら下げてもらえるんかなと思う。言葉のしりをとるんじゃないですけれども。それは別として、去年、ことしは倍やけれども、50%また問題起きたからまけてやろうと。50%増しなんです、増なんです。1年でやったら2万1,000円やら、2年でも2万1,000円やと。それをまたことし2年やったら4万2,000円のところ5割減にしてるから1万500円プラスや、3万1,500円になってるやん、それやったらまだ安いやないかと、こういう聞こえ方するんです。そのとおりでしょう、説明している意味は。今まで私は、市長、矛盾したこと、私は理屈の言い合い、へ理屈の言い合いするの嫌いなんです、性格的に。業者が2年、3年ほっといて、5年の家もあるんです。去年、おととしの暮れのほうに広報に載りました。来年4月から50%増しになりますと、こういう広報載ったと思うんです。記憶あるんです。その周知期間が短かったし。これ御所の件数、恐らく浄化槽の対象になるのは3,000軒くらいあるのちゃうかなと思うんですけれども、数字はまだ私は、確固たる数字は把握していませんけれども、それほど多い数を一挙に行けるはずないんです、どっちにしたって。行けるとしてもよろしいやん、そうでしょう。それを急に3年間、5年間ほってある家どないするんですか。これ50%増しでも、それで3年で倍になるんです。だから、これはもう既に、さきに申しましたように6万3,000円支払っているんです。一回精算して、普通なら2万1,000円、どうせ6万3,000円になるんです。これは年がたってるからって、年たっておくれたのはだれの責任なんですか、それを言うてるんです。答えてください。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) そういった問題も含めて短いと言われたかもしれませんけれども、周知期間というのを設けてそれぞれに周知をさせていただきました。それで今、当初は1年間でしたけれども、2年間やったら1.5年分という形で今やったら受けさしていただきますという形で周知をしているところでございます。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。
    ◆15番(安川勝) 1.5倍とか2倍とか周知期間が短かったのはよくわかっていると。それじゃ、徹底するんやったらそれでよろしいやん。今まで業者の責任で、業者の都合でずっと清掃をしてきたんです。何十年来って、もう半世紀以上なんです。それが、東川市長がどうして急にそんなことをするんだと。どうしても環境面で市が責任あるねんやったら行政指導すればいいんでしょう。業者の料金体系と行政指導、市民に対しての行政指導の部類に入るんです、これは。業者に言われるようなことないわけです。業者にお金を余計に50%、倍渡さんなんことない。何でそんな一緒くたにするんですか。もっと勉強しなさいな。そんないいかげんな答弁して議会終わったら議会要りませんよ、これ。葛城清掃事務組合かてこれ3,000万円の金、今財政再建で金が1円たりとも倹約して、すべての補助金カットして、何でこの業者のために急に。周知期間3年なら3年にしたらよろしいやん。 ○議長(丸山和豪) 安川議員葛城清掃組合は3人しか出てないから、ほかの人わからん人もいてるから、混ぜたらややこしなるんちゃいますか。 ◆15番(安川勝) そんなん何議長、あんた何言うてんねん。ややこしなるって、議会の、この本会議答弁、質問してんのに、葛城清掃事務組合3人しかおらんねんって、何人おったっておらんかって関係ないんです。そうでしょう。何で議長そんなこと一般質問してる中で……。 ○議長(丸山和豪) 聞いてるだけです。 ◆15番(安川勝) 私が間違うてたら言うたらよろしいやん。5人出ようが15人出ようが、葛城清掃事務組合の組合員が3人出たから、出てない、そんなんしか出てないからわからんって、そんなことは余計なことなんです。 ○議長(丸山和豪) いや、さっき話それるけれどもって言わはったさかい。それを突っ込んで話しはったときにわからんところもあります。 ◆15番(安川勝) 議長、あんたとわしとやり取りする場違うんです。何を言うとるんですか、あんた。 傍聴の方がたくさん来ておられるのに、議長も進行役するのに私の質問に口挟んで、それおかしいって。余分な話したけれどもって、そんなことこれ議事録に載るんです。黙って聞いといてください。わしが間違うてたら言うてください。 ○議長(丸山和豪) わかりました。 ◆15番(安川勝) 市長、先ほどの続きになりますけれども、やっぱり3,000万円の補正予算組んだと。それほどせっぱ詰まって期限があったのかと。災害とか何とかの場合別ですよ、補正予算というのは。補正予算というのは、本体があって、のっぴきならん問題とか、例えば工事の場合やったら、やっぱり設計したけれども、これは何とかほっとかれへんと。設計のミスはないけれども、やっぱり地質調査したりした場合はやむを得んという場合とか、工事今建設中で、学校の道具建てるところにちょっといろいろやってみたけれども、もうちょっといろいろ要望あったからこれもせないかんという、そういう追加も補正予算ありますよ。 しかし、これ浄化槽の問題で、急にそんなことを市民に知らしめて、そして3年後に5割増しで、50%で辛抱して実施してやめようということやと思うんですけれども、市長、もうちょっと何というか、軽はずみと言うか、軽率と言うんか、もうちょっと慎重に考えてやってもらわないと、これ問題を今までのはそしたら人はどうするんですか、これ。 だから、3年なら3年、周知期間が三月やそこそこでは実際物理的に難しいんです。だから、それやからまたことし倍にするところ50%にとめといたと。そんないいかげんなやり方でどうするんですか。市民は不安がって待っているんです、答えを。 だから、今までの倍、3倍取った分は、これは翌年に回して翌年無料にするとか、そういう方法もあるんです。 これ参考に、もう余計なこと言うまいと思ったけれども、これ昔の特別委員会、前も私読み上げたと思うんです。もう一遍言いましょうか。もう置いときましょうか。 だから、半年間無料にしたんです、いろんな不正があったから。こんなこと、もう過去のこと言いたくもないんです、言ったら。もう過ぎたことですけれども。市長がそんなええかげんなこと言うと、こう言わざるを得なくなるんです。だから、いかにこれ市民のために物を進めていくかということを基本的に考えないと。何か市の金ふんだんにあるみたいに、それ当たり前やと正当化しようと思ってもだめです。何でこんな苦しいときに、去年3,000万円の、2,990何万円ですか、約3,000万円の補正まで組んで、それは組まざるを得んというのは、急にそんなことを、今までのやつを2年、3年おくれた分まで取りなさいと、割り増し料金を認めたから業者はようけもらえるから、市民だってやっぱり1,500万円、2,000万円も全体に負担しているんです。これ割り増し料金でなかったら同じ値段です。2年だって3年だって。そうでしょう。これからそうしなさいと言うてるん違うんです。やっぱり1年に一遍定期的にするんやったらしなさいと。されるかわりに、家によって2年、3年、年寄りの場合は、高齢者の場合は業者と話し合いして、あんた何眠たいこと言うてんのや、わしに。こんなこと言いたくないけれども。業者と民間で話し合いで話つきますか。そんなあいまいな、解決できんような答弁してもらったら困るんです。業者と、市長言ったでしょう。業者とその家によって話し合いして解決してもらおうと。人ごとみたいなんです。こんなんでいいんですか。1社独占にさして。ほかに選択の自由ないんです、住民が。縛りは縛りにして、業者も選択できないし、料金は言いなりに渡さなならんし、こんな市どこにあるんですか。市長、答えてください。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 全く私は眠たい答弁はしているつもりではございません。 たびたびおっしゃいますけれども、追加料金という表現は私は当てはまらないというふうに思います。申し上げていますように、例えば2年間で1年目を10としますと、2年間で普通の人は20を払っておられるわけです。今の段階では告知期間ということで、2年間で15という料金をいただくということで徹底をしようと思っております。先ほど議員おっしゃいましたように、今いただいた料金を後年度のところにつけかえるというようなことは、この趣旨からしたら全くできないというふうに思います。 それと、おっしゃったその昭和50年代の問題、私も承知しております。その問題のときは業者にペナルティーを加えたと。ただ、この問題と今回の問題は、私はもう全く別の問題だというふうに思っておりますんで、切り離して考えていただきたいというふうに思います。 確かに、困窮者に対しての一定の配慮という部分は行政として線を引くという形はなかなか難しいと思いますし、これは民間の作業でやっていただくべきだと思います。ただ、いろいろなことについて許可業者という立場でございますので、市としては指導するということはしていきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。 ◆15番(安川勝) 市長、言葉を、一言質問する場合でも気をつけないかんなというふうに思いましたけれども、私は眠たいこと言っているんじゃないと、それはまあそんでよろしいやんか。しかし、この問題は2年の場合、20の場合は去年とことしに限っては15にしていると。本来なら20渡さないかんやつをまだ50助かっていると、市民が。そういう言い分です。これは、料金決める場合は、市長、副市長も皆関係ある人、それ以外のいずれどこへかわられるのかわからんけれども、同じ立場で耳を傾けていただきたいと思うんですけれども。料金というのはどうして決めるかというと、こんなこと私言うまでもなしに、いろいろ料ですから原価計算して、だから100なら100と決めるんです。これはところによって多少違うかわかりませんけれども、そういう料金決めるときは根拠があるんです。浄化槽の場合も同じなんです。清掃の場合も。今まで、例えば2万1,000円、10人槽、例えばでわかりにくい。2万1,000円の10人槽の場合、2万1,000円です。それが1年おくれて、1年半とか、1年おくれても1年以上ですから、1年2カ月もあれば1年半もあれば2年もある。こういうことですね。同じ倍渡す場合でも。それは理由聞いたら一応参事もおっしゃいましたように、1年以上過ぎるとやっぱり汚泥のかすもようけたまる、手間がかかるというような理由はよくわかる。それはもう私は否定しません。当然のことなんです、ほっといたら。それであれば料金にそれを課すのであればその分だけ課したらいいんです。副市長、どう思いますか。 ○議長(丸山和豪) 宮谷副市長。 ◎副市長(宮谷太) 浄化槽の清掃の料金でございますけれども、私、去年来まして、前任者の藤田部長ともいろいろ調べましたんですけれども、この浄化槽の清掃料金、全国ばらばらでございます。奈良県内でもばらばらでございます。今おっしゃられたように、どれだけの作業時間があって、どれだけの人数が来て、どれだけ時間がかかるという、そういう積算というのももうほとんどないような状態でございまして、浄化槽の協会に聞いてもわからないということで、相場というか、感覚というか、で決められているんじゃないかなと推測はしております。 ただ、御所市の場合は全国から見ても、奈良県内から見ても非常に安いというような状況でございまして、たとえこの割り増し料金を課せられたとしてもやっと平均に近づくというふうな感覚は持っております。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。 ◆15番(安川勝) 今、話聞きますと、浄化槽の場合は所によって皆違うし、値段違うし、決め事が、根拠がないというような話ですね。積算基礎がないという答弁なんですけれども、恐らくそうであるかもわからない、御所市の場合も。 しかし、私は前回50年取り組んだときに、8年ぐらいかかってこれではいかんということで、議会の協力をいただきまして、理解していただきまして特別委員会つくったんです。そのときに料金を決めるのは全部積算して決めたんです。わかりますやんか、車何ぼ、人件費何ぼ、事務所の経費、そんなもん当たり前ですがな。水道料金決めようかってそうでしょう。公共料金決める場合そうでしょう。これ公共料金ならなおさらそうしなきゃならんわけですから。新設だから許可だけおろして、後は適当に料金取りなさい、決めなさいと、こんなことで、私、酸っぱく言うのは、市民に安心してもらえるような行政の進め方しなさいと言うてるんです。料金高い安いの話、私は高いと一遍も言うたことないです。高い安いの話してるんと違います。違うんです。よそはよそ、うちはうちなんです。奈良県じゅう一緒でもないですし、全国で比べたら安いところも高いところもある。信用を、そりゃもっと安いところあったらもっと安いのにするのかと。職員の給料もそうでしょう、議会の歳費もそうでしょう。市によって全部違うんです、多少。そんなに大きな開きないですけれども。議員の場合もっと極端なんです。だから、所によっていろいろ違うんです。奈良県の県会は皆一緒なんです。国会議員は全国共通なんです。しかし、地方自治体の場合は全部違うんです。だから、よそをいいところ取りして、私はいつも言うんです。いいところ取りして、よそが安いからうちはそういうところあかんな、まだまだ安いねんと。5割増ししたって、倍にしたって安いんだと、そんなこときょう聞くと思ってなかった。ただ、私言うのには、正常化しなければならない、解決しなければならないという話しているんです。市長、答弁したら、なかなか頭もいいし、ああ言うたらこう、こう言うたらああいう答弁されているけれども、要は住民に一遍アンケートとりなさいな。この浄化槽の関係する家にどんなアンケートとるかわかりませんけれども。 だから、私が言うのは、副市長、まあまあ聞いたら、さきに聞いたら、その積算基礎とか根拠とかないと。それはそれでよろしいやん。しかし、御所市の場合はやっぱり浄化槽の料金にしても業者任せではなしに、この割り増し料金ではないというけれども別途料金、同じなんです。同じですよ、中身一緒でしょう。言葉の遊びとかやりとりしたくないんです。だから、別途料金、別途割り増し料金、私は余計に割り増しつけたい、わかりやすく言うてるんです。別途料金と言うたらどうせ50%増し、来年から倍になるんでしょう。 だから、間違って私言うてるつもりない、わかりやすく言うてるつもりなんです。市長、これどうするんです、この解決。まだいっぱいそのまま残ってる場合あるんです。住民も待っている。待機している場合、解決するまで、どうされるんですか。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 私のほうにもいろんな情報入ってきますけれども、その都度細かい内容について業者に指導していくというのが基本だというふうに思っております。 それと、先ほどから割り増し料金という言葉が非常に私はひっかかってしまいます。許可条件のところに付しておりますのも、別途清掃作業料という名前でございます。御所市は、安川議員が当時にいろいろとその料金体系をお調べになって料金をお決めいただいた。その上で許可業者ということで、御所市はどういうかかわり方をしているかというのは、その料金をどうのこうのというよりも、その決まった料金についてキャップ統制という形で、基本的にこれ以上取ったらあきませんよという形で業者には縛りをかけているというのが今の現状でございます。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。 ◆15番(安川勝) 市長、何遍も同じような繰り返しみたいになっていますけれども、作業料なら作業料でよろしいやん。もともと作業料なんです、清掃作業料。当然なんです。しかし、作業料となれば2万1,000円のやつを二年おくれたから4万2,000円になるということは私は腑に落ちない、市民も理解できない。その説明どうするんですか、一遍してください。1年以上過ぎたら倍になるんです、来年から。それが正当なんですか、市民の立場になって。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 安川議員も私も解決したいと思っていると思います。多分安川議員の解決の仕方というのは、今までの議員おっしゃる割り増し料金というのを撤回しろということだと思います。ただ、そうしますと今までのまじめにやっておられる方との公平さは欠けるというふうに思いますし、1年間1年間普通にやっておられます方がほとんどでございます。その方に比較しますと、決して割り増し料金という概念ではなくなろうかと思います。 それと、たびたびおっしゃいますけれども、そしたら業者をふやしたらいいんじゃないかというようなお話もございます。これについても現実問題今、例えば2社、3社がこの業界に入ってくることで、この作業自体がどんどん減っていくなりわいの中で、これをふやすということは私は全く相反することだと思いますし、御所市の一般廃棄物計画書、御所市のつくっている計画書にも基づいても合わない、合致しないことだと思いますし、市民にも混乱を来す内容だというふうに思っております。 したがいまして、何度も申し上げますけれども、今となってはいろいろな事案についてその都度業者に指導していくというのが基本姿勢だというふうに考えております。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。 ◆15番(安川勝) 時間が40分という制限あるんですけれども、私はいっぱい使いたくないんです。本来はもっと早く解決すれば。しかし、市長の答弁、肝心なこと答弁されていない。というのは、私は1年のやつ、1年以内に清掃しなければならないと清掃法で、これはもう皆知ってるんです。そんなこと以外なこと。それを1年過ぎると、今までははっきりいって業者の責任でおくれたんです。これが1つ。もう1つ追加しますけれども、業者の責任でおくれた場合どうするんですかと、1つは。私は業者を2社にせえと、わしはかたくなに言ったことないんです。言ったことないこと、そんなこと市長、勝手に言わないでください。私、基本的に言うたら1社がいいと。ただし、不正とか、市民に不安を与えない業者ならそれでええやないかと。無理にふやすことないと前から言ってるんです。しかし、こういう問題起こすんなら、やっぱり複数が一番ええやないかと。住民に選択の自由を与えなさいと、こう言っているんです。よう聞いてください、今まで言ってきたことを。 それで、比較1年と2年と、1年の人やったら2万1,000円、2年ほっといても2万1,000円、不公平やないか。市民のことをそんなこという必要ない。市民に同じに渡さないかんと、公共料金ならよろしいやん。そうでしょう。水なら使ったものだけふえたら渡したらいいんです。しかし、これは業者の場合はふえてないんです、量は。2トンなら2トン、トラックにいっぱいいっぱい清掃して引き抜いたら、収集したらいっぱいなんです。半分であっても2回分渡さなあかんわけです。だから、わし業者のことばっかり感覚的に頭白にして、---あって物事判断してもらわな困ると。だから、1年が1年2カ月、3カ月延びて手間がかかるなら、参事、よう聞いてください。手間がかかるならその分の、かかる分の追加料金検討したらいいんです。当然要るやつ。業者にそんなもん負担かけさすのはいかんから。業者は営利事業ですから。利益を追求、それはだれでも一緒なんです。事業したら100円のやつを20円でも30円でももうかったらいいんです。だから続けられるんです。だから業者に私しわ寄せさすようなこと言いたくないし、前から言ってます、ほかの事業と違って100円のやつ、普通なら20円の利益やろ、でも30円でも利益見たりなさいって、私は一貫して前から言ってるんです。だから、私はそんないいかげんな、市長、あんた気悪うするかもしらんけれども、そんな答弁してたらどうなんですか。 だから、1年以上過ぎて手間がかかるなら、その分は十分見て2万1,000円のやつを2万3,000円にするか5,000円にするか、それは検討したらええんです。しかし倍やと。それも、業者の都合でおくれてきたらどうなんですかと言うたら答えなかったでしょう。業者の都合でもし1年2カ月、3カ月、三月、半年おくれたらどうなんですか。そのときの料金どうするんですか。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) それは業者さんの都合になりますので、業者さんとして責任をとるべきだというふうに思いますし、それは業者さんとそれこそ民民の話でしていただいたらいい話だというふうに思います。 それで、明らかに業者の責任において料金が発生しているというようなことについては、私のほうから指導はさせていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。 ◆15番(安川勝) 市長、こんな問題、例えば業者の都合でおくれたら業者と民民の話やと。ここでトラブルんです。言うた言わんの話になるし。例えば、1年3カ月で請求は4万2,000円請求された。そんな4万2,000円もという話すると、いや、1年以上たってますと。こういうことになって市役所の中に入れますか、民民の話に。そんな実際物理的にできないこと、難しいことをここで公然と言うべきじゃないと私は思っているんです。もっと解決策を考えないと、何を考えるんですか。議会はこれが終わったら終わりと違います。ずっと続くんです、解決するまで。これ、もう約2年近うなるんです、この話。こんなことでいいんですか、一業者のために。一この業のために。市民がどれほど不安がっているか。タウンミーティングでも市長やられたときにかなり意見出たんでしょう。何か人ごとみたい。都合悪くなれば業者と話し合いしてくれと。料金は統制できない。統制できなかったら何も別途料金まで余計なことすること要りませんやん。返事ちょうだい。副市長でも結構ですよ。 ○議長(丸山和豪) 宮谷副市長。 ◎副市長(宮谷太) 業者の都合で1年間おくれた、それは業者の責任でございまして、それは当然のことです。もしそういう事例がございましたら、市としても指導、業務内容について市長の指示に従うという許可条件もございますので、しっかり事情を聞いてやっていくべきだと思います。 それと、さっきからの話ですけれども、割り増し料金いうか、別途手数料がかかった場合でも、県内の相場よりも高く取るんだというふうなキャップ規制というふうな、料金統制はできないけれども、それ以下で抑えてくださいというふうな料金規制で、1.5倍ということで。〔「何やちょっと聞こえにくい」と呼ぶ者あり〕料金統制はしておりませんけれども、これを1.5倍という追加料金というか、割り増し料金というのは、それ以上は取るなというキャップ、上限をかぶせて市民の方に負担をこれ以上してはいけないというふうな許可条件でございます。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。 ◆15番(安川勝) 何か傍聴されている方も、いろいろ答弁されているけれども、なかなか理解されにくい答弁やと思うんです。料金統制できないと、本来はできないと法的になっていても、よそのことはよそのことです。例えば、御所市の場合なっていても、これはやっぱり業者の要望どおり、要求どおりにはいかないという点もあるんです。妥当な価格ならよろしい。それがやっぱり十分皆やって、理事者の審議される議会も上程されて一遍審議される。だから、料金というのは、先ほど申しました原価計算をして、そこへプラス何ぼというのは、これは当然見たらないかんと。しかし、何ぼにしてええんやわからんようなことではいつまでたっても繰り返しになるから、もっとすっきりした形で。 今まで私言うたでしょう。5代の市長は問題なかったんです。東川市長になってからこの問題が大きくクローズアップして、それで出てきた答えは別途料金、割り増しということは私、余計につけ加えたけれども、別途料金、これは業者から言うてきた言葉やと思うんです。市長、そうでしょう。市からそんなわざわざ奈良県下のこの業の、いろいろ組合あると思いますけれども、それを基準にして業者が何も言っていないのに、市が恐らくこうしなさいと言うたことないと思うんです。業者から言うてきた要望をうのみにして私はされたんと思うんですけれども、それで今まで業者の責任において、業者のせいでと言ったらいかんけれども、都合で清掃やられてきたんです、長年、50何年間。そうでしょう。それが今までおくれ、おくれてきた家があるということ。皆ないです。これ3,000万円の補正予算組んだ分はおくれてきたいうことなんです。そうでしょう。それは業者の責任と違うんですか、今までおくれてきたことは。行政指導されたんですか。一遍答えてください。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) おくれてきたという段階では、いろいろと業者にも都合があったんだと思います。今回こういうような形にしますという形で、短いと言われるご批判もございました。広報の仕方が悪いというご批判もございましたけれども、一定期間を設けてこういう形にしますという周知期間を設けさせていただいたわけです。それで、一線を引かせていただいたということになります。 それと、業者の要望をうのみにというようなご発言がございましたけれども、この件についてはいろいろと業者とお話をする中で、このくみ取り料金を上げるというようなこと、あるいはこの浄化槽の料金も上げたいというような要望もあった中で調整をさせていただいたわけでございます。一定の理解をして、それで許可をしたという形で現在に至っているという状況でございます。 ○議長(丸山和豪) 15番、安川 勝君。 ◆15番(安川勝) うのみにしたとかしてないとかいう話も出ましたけれども、そういうこと自身が言葉を、何か反論やないけれども、そんなこと余り言わないほうがいいと思うんです。そんなこと言うと、また裁判になっている問題、また掘り出してこないかん。また、やりとりで平行線やすれ違いで終わってしまう。これ1,780万円の修理代だってそうでしょう。これは業者の要望なんです。これチェックをされたんかどうか知りませんけれども、妥当や言うたってわからへん。200万円の地代で600万円、3倍に、200万円から600万円にはねたことも妥当やと。 市長、もうちょっと真剣にチェックしないと、いかに市民が不安がっているか。市長は、それはもう株主で出ておられるから、だから信頼を失うような、行政が信頼を失うようなことはしないでほしいというのが、私はおとついの全協で言いましたけれども、まず一番大事なことはイメージダウンするようなことはだめなんです。よくなることないんです、御所市が。幾ら人口を歯どめしよう思っても、若い人来てもらおう思っても問題が多かったら魅力ないんです。そうでしょう。だから、もうあと時間ない、これで終わりますけれども、とにかくこれもとへ一たん戻して、この今別途料金を戻して、私は個人的なんですけれども、くみ取り料金はちょっと安いな、もうそろそろ上げる時期やないんかなということは、くみ取りの家庭が減ってきたから。手間が相当考えたら、これ採算合いにくいんじゃないかと。私なりに、それなりにざっとの話ですけれども試算はできます。しかし、浄化槽に限ってそれは本当にいけなかった、安かったら上げたらいいんです。 しかし、私の言うのは1年と、1年ちょっと過ぎたら倍になるって、それは理解できないんです。その辺一遍十分副市長、参事、市長、担当のほうで相談しながらいい答え出してください。 それで議長、私の質問終わります。 ○議長(丸山和豪) 関連質問はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山和豪) 関連質問もないようですので、15番、安川 勝君の一般質問を終わります。 次に、2番、川田大介君の発言を許します。2番、川田大介君。     〔2番川田議員登壇〕 ◆2番(川田大介) おはようございます。 ただいま議長から発言許可をいただきましたので、さきに通告しています4点についてお伺いします。 質問に入る前に、一般会計が41年ぶりに累積黒字になりました。大変喜ばしいですが、まだまださまざまな課題が残っており、喜ぶにはまだまだ早いと思います。市長、副市長、教育長、議員各位皆さん、そして職員の皆さん、自立した自治体を目指してみんなで一丸となって頑張っていきましょう。よろしくお願いします。 それでは、まず1点目の消防団員の出動手当についてお伺いします。 我が御所市は、今、火災発生多発異常事態宣言発令をしております。ことしに入って20件の火災、例年の倍以上のペースで火災が起きております。そして、火災が起きますと消防署、そして消防団の皆様による消火活動、人命救助をしていただき、市民の安全を守っていただいております。我が御所市には、11分団から成る消防団があります。毎月訓練をして火災、そして自然災害から市民を守っておられます。この消防団員の手当は月5,000円だそうです。現在、火災が起きても出動手当は出ないそうです。 ここでお伺いします。消防団員が火災により出動した場合の出動手当を出すことは不可能ですか。 次に、2点目の火葬場の移転についてお伺いします。 6日の総務文教委員会で話がありました、火葬場で運転途中に故障が起き、遺族に大変ご迷惑がかかった出来事です。これ1件だけじゃないと聞いています。 ここで質問です。火葬場の移転をお考えではないのでしょうか、お答えください。 次に、3点目の悪質な差別街宣に対して、市条例制定についてお伺いいたします。 さきの6月定例議会にて、葛中学校跡に博物館の関係で、途中、議長に趣旨が違うと怒られ、途中で中止になった件です。1月22日に水平社博物館前にて、在日特権を許さない市民の会、いわゆる在特会と申します。この在特会の当時の副会長である川東大了が悪質きわまりない差別街宣を行い、インターネット上でその内容を全世界で見れるようにした悪質きわまりない挑発行為に対して、水平社博物館は奈良地裁に約1,000万円の損害賠償請求を起こしました。結果、6月25日の判決では、川東が行った行為に対し奈良地裁は150万円を支払えという判決が言い渡されております。市長はこの内容を知っておられますか。そして、こういった差別街宣を行えんようにするような条例をつくる考えはありますか、お答えください。 そして、4点目のし尿処理料金設定について。 市長はいつもこのし尿処理料金の話になると、民間と民間の話なので市は直接こういった問題で仲裁や市民への助言はできないといつも言ってきたと思いますが、この先も料金の話になると民間と民間の問題だと言うつもりなのでしょうか、お答えください。 1つずつ問題を解決していきたいので、1つずつ答弁をお願いします。答弁は自席で承り、再質問も自席で行います。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 川田議員のご質問にお答えいたします。 私のほうから火葬場の移転の問題、そして差別街宣の問題、そしてし尿処理料金のことについて若干解答申し上げまして、あとは一応担当のほうからお話をさせていただきます。 まず、火葬場の問題でございますが、先日の委員会でもご質問をいただいておりました。故障、あるいは担当者の対応及び説明不足によりまして遺族の方々にご迷惑をおかけしたことは大変申しわけございませんでした。故障につきましては改修を行い、現在は通常に火葬業務を行っております。それ以上に、その業者に問題があったというのが私は非常に大きな問題だというふうに思っております。担当者につきましては、今月より人をかえまして、他市で実績のある指導者により教育指導をして改善を行おうとしております。 ただ、これについても9月中に改善の内容をレポートで提出するように申し上げるつもりでございますし、それでも問題があるようでしたら再度業者を変えるということで検討をしていきたいというふうに思います。 そして、火葬場の移転の問題ですけれども、現在の炉は昭和39年から稼動して49年の歳月が経過しております。今のところ日常のメンテナンスと年1回の耐火レンガ等の補修を行って使用はできるというふうに理解しております。いずれ、もちろん問題になろうかというふうに思いますけれども、やはり移設となりますと非常に大きな問題になってまいりますので、慎重に進めていきたいというふうに考えております。 悪質な差別街宣に対して、市の条例制定というようなご提案もございました。 昨年1月22日に、水平社博物館前で白昼堂々と携帯マイクを使い、約1時間にわたり30数回の差別発言、街宣を繰り返すという日本の歴史上最悪といっても過言でない差別事件が起こりました。 さらに、その差別街宣の様子を録画した動画をインターネット上の動画投稿サイトにアップロードしてだれもが視聴できる状態をつくり、みずからの差別意識を誇示し、社会一般に垂れ流すという行為に及んでおります。言うまでもなく、こうした行為を市として断じて許すことはできません。この行為に対して水平社博物館、私も水平社博物館の当時は理事として原告の1人でございます。水平社博物館が名誉毀損で提訴した民事裁判の判決、第5回口頭弁論判決言い渡しでしたけれども、6月25日に奈良地裁で言い渡されまして、裁判官は被告に不当な差別語を発し、水平社博物館の名誉を毀損したと認定しまして、本人に対して150万円の支払いを命じ、博物館側が勝訴をしたということでございます。 この判決自体は正しく、差別街宣の違法性を認めたことは高く評価されますけれども、こうした差別街宣を名誉毀損ということでしか訴えることのできないのが現在の現状でございます。残念ながら、差別街宣や差別書き込みに対して表現の自由や個人情報保護等の関係で対処し切れないさまざまな問題があるのも事実でございます。こうしたことも含め、今後インターネット差別書き込みに対峙する関係機関や各種団体と連携を密にしながら問題解決に向けて取り組むとともに、差別事象やインターネット上の問題に関する市民啓発を広報や研修等を通してさらに進めていきたいというふうに考えております。 条例制定というお話がございましたが、条例で罰則まで持っていくというのはなかなか難しい状況で、ご存じのように人権侵害救済法というのも今回閣議決定が見送られたわけでございます。今の段階では、条例制定というよりも啓発活動を通じて進めていきたいというふうに思っております。 し尿処理料金の設定についてでございますが、先ほど安川議員とのやりとりにもございましたけれども、料金の問題というのは基本的には民間と民間の話で、市は直接関与できないということになっておりますが、許可条件にも表記しておりますように、許可者としてキャップ統制は行っております。さまざまな問題については、市民の皆さんの声に耳を傾けて、許可業者に対してはいろいろと指導していきたいというふうに考えております。 ○議長(丸山和豪) 坂倉総務部長。 ◎総務部長(坂倉敏之) 私のほうから消防の出動手当についてお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、消防団員は市民の生命、身体、財産を守るため、日夜火災を初めとする災害を最小限に食いとめる重要な活動を担っていただいております。 さて、ご質問の出動手当ですが、平成21年度団員1人当たり月額3,600円支給していた出動手当の廃止に伴いまして、新たに分団での消耗品、資器材、あるいは訓練、現場での賄いとして分団活動費を新たに創設し、予算の組みかえを行ったところであり、そういった関係でご理解のほどよろしくお願いをしておきたいと思います。 それから、本年度は先ほど議員の質問にもありましたように、例年に比べて火災発生が増加し、先月13日には先ほどおっしゃったように火災発生多発非常事態宣言を発令したところであります。連続する火災発生、また特別な夜警等による出動機会が本年度は急激に増加したことから、6月議会での補正予算のご承認をいただき、その必要経費を措置したところでございます。 今後も、火災出動のみならず大規模な災害、あるいは長期間連続しての出動など、多種多様な出動ケースも考えられることから、今後とも急激に出動機会が増加する場合には、その都度消防団活動の支援のための予算措置に努めてまいりたいと考えているところでございます。 また、今日消防団員の減少が地域防災力の低下につながると危惧されており、本市におきましても団員の確保にあっては地域住民の安全・安心の実現に消防団の果たす役割がいかに大きいものか、また、その一員として加わってもらえる魅力ある消防団づくりにもあわせて精力的に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) まず、1問目の消防団員の出動手当改正についてなんですけれども、これはなぜ3,600円あったやつを廃止にしたんでしょうか。お答えください。 ○議長(丸山和豪) 坂倉総務部長。 ◎総務部長(坂倉敏之) これにつきましては、平成21年度御所市が財政健全化団体になった折、さまざまな報酬も含めて補助金も見直しを全部図ったところでございます。その中で、この出動手当につきましては、当時、先ほど申しましたように1人当たり月額で出しておりましたけれども、それを整理、統合いたしまして、新たに分団活動費という名前を変えて各分団での消耗品、あるいはそれは個人の消耗品、あるいは資器材、訓練や現場での賄い、そして分団活動をそのとき創設を行い、20名以下の分団については年間40万円、25名以下の分団については年間50万円、それを超える分団については60万円という形に新たに科目を新設しまして取りかえを変えたという形で、金額的には全体と比べると少し下がっておりますけれども、そういった形で財政の有効な活用を図ってもらうということで、このことについてはその当時消防団の分団長会議においても担当のほうから説明し、各分団長ご理解のもとにこういった経過をたどっておりますので、ご理解よろしくお願いします。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) わかりました。しかし、もう若者が離れ高齢化が進んでおります。消防団員の皆様は命がけで消防活動、そして人命救助に当たっておられます。他市のほうで不正する団員もいるそうなのですが、御所市の消防団員はそんなんはいないと思いますので、消防団員の出動手当を出していただくよう強く要望いたします。 次に、2番目の火葬場の移転についてなんですけれども、6月議会で奥議員が質問されたと思いますけれども、49年あの場所で、あの古いまま、最近になっては途中でバーナーがとまり半焼け状態になってという事例があったそうなのですが、はっきり言って早急に何とかせなければならないと僕は思うんですけれども、市長、こんな悠長なこと言うてる暇あるんでしょうか。どうですか。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 確かに、あれは故障によりましてバーナーが動かなかったという事案が1件ございました。ただ、今の段階で確認しているのは、故障という部分については老朽化が原因というよりも故障というふうに認識はしております。老朽化が原因によって大きな故障というのは、今のところ認識はしておりません。今の時点では、あの場所で改修を繰り返しながら、ここ数年はとにかくやれるという確認はいたしております。 ただ、奥議員のご質問にも前もありましたように、いつまでもほっておけないということはわかっております。墓地全体を移動するのかも含めて大きな問題になりますので、しっかりと慎重には進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) ありがとうございます。 結局、でもあの火葬場が原因で御所市には住みたくないという人もいると思うんです。僕も実際あそこで焼かれるの嫌です。皆さんどうですか、あそこで焼かれたいですか。焼かれたくないでしょう。と思うんです。市長、五條市の火葬場見たことありますか。一緒にペットも焼ける施設なんです。煙も全く出ません。どうですか、見たことありますか。お答えください。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) はい、存じ上げております。数回お邪魔いたしました。 平成19年2月稼動の施設で、ちなみに工事費等で18億7,500万円の作業で、5つの炉があり、動物用の炉が1基あるというふうに聞いております。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) 先ほど市長の話にも出てきましたけれども、墓の移転、まずそれもうほっといたほうがええと思うんです、もう。僕は言いたいのは、ここで吉野口を中心としたまちづくりは考えられませんか。あそこを再開発するよりも吉野口のほうが僕はいいと思うんですけれども。吉野口周辺は聖徳太子ゆかりの地で、古代豪族巨勢氏が貿易の拠点として巨勢寺を建てました。この寺は聖徳太子が建てたとも言われております。そして、五重塔も建っておったそうです。 これ、御所市で五重塔を建てたところっていうのはないです。今はもう柱の跡しか残っておりませんが、あの巨勢寺ですか、法隆寺と同じ建て方だったらしいです。もしもの話ですが、あれ残っておったら今ごろここに市役所がなくて、あそこにあったと思うんです、僕は。どうですか。何回も言いますけれども、あそこはもうJRと近鉄がとまる、共有しておる駅でございます。そして近鉄特急もとまります。ただとまるだけと違います、ちゃんとドアも開きます。 本題に入りますけれども、6月議会でしたが、教育委員会のほうから秋津地区史跡整備基本計画という今後の巨勢山古墳群の史跡公園の整備事業ですか、私思ったんですけれども、この巨勢山古墳群に持っていかれたらどうですか。ええ考えでしょう、市長、どうですか。 ○議長(丸山和豪) 市長、答えられますか。東川市長。 ◎市長(東川裕) ご提案は非常に奇抜なご提案だと思います。ただ、私の今思っているのは、やはり吉野口近辺というのは、議員おっしゃるように近鉄とJRが乗り合いしているという非常に貴重な財産といいますか、持っておりますので、私はやはり観光のクローズアップされるべきところだというふうに思っております。今、ご指摘の秋津地区の古墳をやっていく計画の中で、條ウル神古墳等を今度調査したいというふうに思っております。多分あの古墳を調査することで、今まで余り表に出なかった巨勢族というのが全国的に発信もできようかなというふうに思いますんで、今のところ吉野口近辺はそういった位置づけがいいのではないかというふうに思っております。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) 市長、聞いてましたか。僕は、火葬場を巨勢山古墳群に持っていったらどうですかということです。 ただ、これはもう飛ぶ話なんで、それを聞いているんです、僕は。巨勢山古墳群に持っていったらどうですかということを聞いているんです。お願いします。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 失礼しました。実際、巨勢山古墳群というのは一定の縛りのかかる地区でございますので、そういったことが可能かどうかも私は今即答はできませんけれども、やはり巨勢山古墳群の意味合いというのは、御所市の非常に重要な財産である文化遺跡を発信する場所だというふうに思っておりますので、今時点ではそういう考えは持っておりません。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) ここ、もともと墓地でございます。周りにも人は住んでおりません。建てるには私はベストだと思います。周りにも山や谷があり、後で墓地は何ぼでもぼちぼち建てれると思います。火葬場を大至急建てなければならないと私は思います。早急に考えておいてください。よろしくお願いします。 次に、3点目行きます。 3点目の市長のいただいた答弁は、法律や条例、差別を規制することはできません。国会でも議論されている人権救済法は、また差別禁止法等の制定が必要であると私は思います。市長の見解はいかがでしょう。再度お尋ね申し上げます。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 人権救済侵害法、確かにああいうような在特会のような事案があるということについては、強い憤りを持って何らかの形で処罰を与えるべきだというふうに強く思います。ただ、今の提案されております人権侵害救済法というのも数点やっぱり問題があろうかと思います。1つが、人権のくくりが非常にあいまい、当たり前だと思うんですけれども、あいまいな部分。それともう1つが、第三者委員会ですか、委員会の人選があいまいである。その委員会の方によって処罰の対象になってくる、ダイレクトに対象になってくるというような問題があろうかと思います。一方では、人権についての尊重はしっかりとすべきだと思いますけれども、それを法の部分で縛っていくというのはなかなか現実問題難しいというふうに思っております。したがいまして、今時点でその人権侵害救済法について是非をお答えするというのはちょっと差し控えをさせていただきたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) 市長、こないだ裁判ありましたけれども、もう5回ありました。理事でしたやろ、あのとき。1回でも裁判所のほうには行きはりましたか。どうですか、お答えください。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 直接裁判所には行っておりませんけれども、理事会等でその流れについては報告を受けております。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) そりゃ忙しかったと思いますけれども、この川東というのは全く反省しないんです。これ見ましたか。何と総合法律事務所の古川弁護士に送られてきた文章なんですけれども、全く反省の色がないんです。やっぱり御所市は人権のふるさとです。やっぱりここから、何でもいいんです、条例つくって。懲役何年とかそれは無理です。でも、ちょっとほんま何かつくってほしいんです。 あのとき警察も何か2人おったらしいんです。2人おって何にも言えないんです、警察がですよ。あんだけのこと言うて、皆さんインターネットで見たと思いますけれども、何かちょっと条例考えてもらえませんか。市長、ひとつお願いします。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 本当に、私もあれを見まして歯がゆい思いをいたしておりますし、その後の川東氏の態度等を見ましてもばかにされているような気がして、強い憤りを持っております。ただ、その態度に乗じてこちらもかぶさっていくようなことではなくて、人権のふるさと御所市であるがゆえに、紳士的にしっかりと啓発活動なりを訴えて、人権のとうとさを発信していくことが私は何よりも大事かなというふうに思っております。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) 甘いです。これ150万円です、罰金が。これ、もう一回来るようなこと言うてるらしいんです、実際は。この川東というのは。次、来たらどうします、これまた。これ150万円ぐらいって言うやつもおると思います。確かに言論の自由あります。ありますけれども、差別発言ですか、あれについては市長も許されへんというのであれば条例をつくるべきやと思うんですけれども、どうですか、市長。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 再度、川東氏が来た場合には断固たる措置としか言いようないですけれども、今、議員おっしゃっているような思いの部分というのはよく理解しております。それが条例制定にそぐうかどうかというのは、今すぐには即答はできませんけれども、ひとつ研究をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) それでは、ご検討のほどよろしくお願いします。 次に、4番目のし尿処理の民間から民間の話やという話なんですけれども、これまず、6月に私が提出した書類ありましたね。あれ市長はどう思いました、見られて。違法性はないと思いましたか。6月議会で僕、書類出しました。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) 6月議会に川田議員のほうからいただきました資料につきまして調査をいたしました。当初、建築確認上130平米を超えておるという形で人槽の云々という話がありまして、川田議員のほうから、芳本市長時代の評価証明書の中で127平米という表記があるというご指摘でございました。それのほうを、今現在の課税評価台帳のほうを調査しましたところ、その家屋につきましては、現在2階建ての127平米と平屋建ての住居がございます。それと作業場という形になっております。その当時も川田議員がおっしゃっておられまして、当時くみ取りのトイレであったということで、その後浄化槽を設置されておるので建築確認上のあれは違うのではないかという形になっております。業者のほうにも確認をいたしましたところ、その浄化槽自体が古く、通常でしたら浄化槽に人槽のシールが張ってあるという形ですが、それ自体が何らかの形で欠落しておるのか、ふた自体も当初の浄化槽のふたでなくなっておるというふうに確認しまして、人槽としての大きさというものは確定することができなかったということを報告します。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) この平屋というのはいつごろ建てられましたか。それも書いてあります、ちゃんと台帳のほうには。2階建て建てて、それから平屋建てたと思うんですけれども。2階建て建てたときに浄化槽というのは設置すると思うんです。平屋というのは後で建てたわけでしょう。これをまた建築確認で7人槽やっていうのはむちゃやと思うんです、僕は。初め建てたの2階建てですやん。違いますか。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) そこのお宅につきましては登記等ございませんし、浄化槽の申請自体もございませんので、建築年限等についてははっきりと把握しておりません。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) これ1回次、調べておいてください。 そして、今、崎山参事から浄化槽の人槽がわからない場合はという答弁があったと思うんですけれども、この許可書の中に人槽で判断できない場合、また容積が基準より大きい浄化槽については立米を単位とする、許可書の中にはっきり書いてくれたんです、これ。 そして、岡本専務、前の議会で言いましたけれども、岡本専務が5人槽相当分と言うたんです。知ってるでしょう。確認しているでしょう。それでも7人槽いうことは、これ違法違いますか、これ。どうですか。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) そういった話は確認をしておりますが、もともとの清掃業務を行っておるときに7人槽という形で現在まで来ておったと。その当時、浄化槽の新しい間には基本的には人槽のシール、表記等があったと思われますので、その7人槽について今まで料金徴収をしておったということで、7人槽という把握をされておるということが業者のほうで確認できる内容となっております。 川田議員のほうが立ち会われて、小さいのではないかという形で清掃をされたときに、1立米という約5人槽相当ぐらいの容量ですねということを現地で話をして帰られたというところまでは確認しております。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) 今、市長、聞いてどう思いました、今の聞いて。明らかにこれ違法でしょう。向こうは5人槽相当や言うて帰っているんです。許可書どおり言うたら、わからない場合は立米によって浄化槽を判断すると言うとるんですわ、この許可書の中には。料金と料金の間にです。これ明らかに違法でしょう。なりませんか、副市長、一遍答えてください。 ○議長(丸山和豪) 宮谷副市長。 ◎副市長(宮谷太) もう少し事実確認をさせていただきます。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) また3カ月後ですか、ほんなら。でも、もう、この老夫妻なんですけれども、ほんまに毎日悩んではるんです。まだ7人槽の値段で来ると。ほんまかわいそうで。もともと7人槽取られてたらしいですけれども、明らかにおかしいと思ってもう一遍はかってくれと言うたみたいなんです。はかったら5人槽相当分ですという話でしょう。これどう見ても違法やと思いませんか。部長、どう思いますか。 ○議長(丸山和豪) 中手環境建設部長。 ◎環境建設部長(中手喜秀) 浄化槽の収集というものにつきましては、合併浄化槽と単独浄化槽と2種類があろうと思います。その立米数によって幾らという形でいくものであれば、少し確認をさしてもらわなければならないと思います。
    ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) ちょっと趣旨が変わってきたんです。それ行きますわ、そこへ。 今、みなし浄化槽と合併浄化槽の話出ました。これもそうなんです、これ前の許可書と照らし合わせたら、これ23年の許可書なんです。そしてこれ21年度、このときは合併もみなしも全部一緒だったんです。いつからこうなったんですか、これ。だれが決めたんですか、教えてください。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) し尿料金の設定については、くみ取り料金が平成元年4月1日に、浄化槽清掃料金につきましては平成12年11月1日に改定されて以降今日に至っております。単独浄化槽につきましては、し尿のみの処理のため人槽で料金設定となっております。その後、合併浄化槽という浄化槽ができまして、これはし尿も含みますし、家庭の雑排水も処理することから、槽自体が単独槽よりも容量が大きいため、当初から従量制、立米での料金設定をされておりまして、この合併浄化槽というものについてはもとから従量制で行っておる。 ただ、先ほど議員がおっしゃられました許可条件等につきましては、以前表記されていなかったというか、運用はしておりましたが表記されていなかったというところで解釈が分かれるという形がありますので、今回はっきりと明記させていただいたので許可条件の様式が変わっておるということでございます。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) そしたら、これ12年に変わったということですね。合併浄化槽については立米数でいくと、人槽でなくて。でも、今ちょっと苦情出てるでしょう。メモリでいく言うて。聞いてませんか。どうぞお答えください。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) 今の川田議員の質問の内容は、最低くみ取り料の話でございましょうか、合併浄化槽の。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) 合併浄化槽について、メモリでいくって聞いたんです。ちょっと多めに取られたってところあるんです。ありませんか、そういう苦情。いつも払っている料金よりも多く取られたという苦情は出ていませんか。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) 合併浄化槽につきましては、苦情というか問い合わせ、川田議員のおっしゃるような問い合わせはあります。というのは、単独浄化槽、し尿のみの場合でしたら槽が少なくございまして、合併浄化槽になりますと1槽、2槽、3槽、4槽まである浄化槽もございます。その中で度合いによりまして第1槽、次に第2槽の幾らかの量まで清掃しなければならないとか、いろいろございますので、当日のくみ取り、清掃した量、メモリにより料金を徴収しておるということで説明をし、理解を求めておるということは業者のほうから聞いております。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) いや、そしたらこれ12年から運用しているとおっしゃいましたけれども、これほんなら12年から23年まで苦情1件でもありましたか。わかりますやろ。これ吉井課長、呼んでください、一遍。僕、答える人の中に吉井課長書いといてもろたんです。吉井課長、よう知ってはるんですわ。いてますか。 ○議長(丸山和豪) 市長、この件について吉井課長、答弁求められますか。 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) 今、質問で12年からそういうあれはなかったのかということでございますが、私のほうでは確認をしておりません。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) そしたら、やっぱり別途料金取るようになってから取るようにしているんです。12年にこんなん運用していたって知ってる議員いますか。僕は1期やからわかりませんけれども。12年に議員さんしてた議員さんはどうですか。ないんでしょう。ほんならこれ、今つくった料金表違うんかなと僕思ってるんです。違いますか。 そして、これ市は民間から民間は話できない、市民に対して話できないと言うておられますけれども、これ許可書の中にこういうこと書いてあるんです。別途作業料金を受領することができると。こんなもん書いてしもたら市関与せんなあかんの違いますか、これ。市民悩んでいるでしょう。市は入ってもらわれませんかと言うて。おれも何回も言われているんです、これ、この件に関して。もうええかげん市も入ったったらどうですの、これほんまに。書いてありますねん、これ市長、見てください、別途清掃作業料を受領することができると。こんなん書いてしもたら市は民間と民間の話やということは言えませんねん。そうでしょう。違いますか、市長。お答えください。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 市として、決して市民からの話についてバリケードを張っているというつもりはございませんし、内容によっては市がいろいろ話を聞いて業者に指導するというのは当たり前の話だと思います。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) そしたら、冨田の件で市は入ったってくれましたか。どうですか。話したってくれましたか、5人槽にしたってくれというのを。どうですか。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) 市は入っておりません。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) これは市長、入るべきやと思うんです、僕は。指導するべきや思いますねん。別に許可取り消しとか僕は言うてません。指導するべきでしょう、これ。僕、こないだ議会で言いました。わけのわからん人連れてきて7人槽やと言わすんです。そこの専務が5人槽相当ですと言うてんねんから、5人槽違いますか。どうですか。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 許可条件の中にも、不正な行為が行われたときという場合の条件等もございますので、申しわけないですけれども、もう一度こちらのほうでも調べさせていただきまして、必要とあればそういう行動をとらせていただきたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) 必要であるならば許可取り消しにもなるということですね、余りにも悪質なやつは。 まだ、もう1件あるんです、これ。僕がちょっと苦情で聞いたんですけれども、これ吉井課長からも聞いてますねん。合併浄化槽、これ1立米、1.5、2立米とあるんですけれども、上から。これ1立米と1.5立米に対しては2立米分取っとるらしいんです。そして、1年以上たまってる場合は、2立米から1.5倍掛けてるらしいです。悪いでしょう。これ聞いていませんか。これ吉井課長に聞いたんです。だから、吉井課長、呼んでくれてもいいんですよ。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) 今の件でございますが、合併浄化槽というものは、先ほども言いましたが、単独浄化槽に比べまして槽自体がもともと容量が大きいため、この合併浄化槽の清掃を行うためには最低でも約2立米近くをくみ取る必要があるため、たとえ5人槽、7人槽であっても最低が通常2立米というふうに容量がなっているということで、2立米分2万1,000円から作業されておるというふうに確認しております。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) 市長、今聞いてどう思いましたか。今までずっと1立米、1.5立米だったらしいです。これ、去年の別途料金からそういうふうに取るんですって。1立米であろうが1.5立米であろうが、2立米らしいんです、値段が。そこから、そして1.5倍、1年以上の者は。1年以上清掃しとらん者に対しては、この2立米から1.5倍らしいです。これどう思いますか、市長。ひどいでしょう。吉井課長、来てもらって。市長、言うてんねんから。 ○議長(丸山和豪) しばらく休憩します。     午前11時40分休憩-----------------------------------     午前11時45分再開 ○議長(丸山和豪) 休憩前に引き続き再開いたします。 吉井環境政策課長。 ◎環境政策課長(吉井巳喜雄) 先ほどの川田議員のご質問に対する回答でございます。 先ほどの合併浄化槽の件でございますが、参事のほうより説明もあったかと思いますが、合併浄化槽につきましては、その槽の大きさというものはみなし浄化槽、いわゆる単独浄化槽よりもかなり大きい容量でございます。したがいまして、そういったことになりますので、くみ取り料については最低のボーダーラインが2立米からということで出発しております。1立米、1.5立米というその許可条件の中にその表示はございますが、当初からそれは行っておらず、最低はあくまでも2立米と、2万1,000円ということから出発しております。 以上でございます。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) そしたら、その作業は全部の槽取るんですか。これ槽3つも4つもあるって言いましたやんか、今。全部の槽取るんですか。どうですか。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) 浄化槽の清掃につきましては、合併浄化槽の場合につきましては、先ほど多いので4槽と言いました。その中で掃除となりますと第1槽及び第2槽という形になります。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) そしたら、それ何立米になるんですか。何ぼ大きいか知らんけれども。今まで1.5取られてたところとかありますやんか、それはどうなる。4槽あっても2槽しか取らんでいいんでしょう、結局は。そうでしょう。違いますか。これ、一遍ちょっと調べてください。ほんまにこれ、市長、今どう思いますか。吉井課長、そうやって答弁したけれども。 ○議長(丸山和豪) 崎山環境建設部参事。 ◎環境建設部参事(崎山富藏) 今、川田議員のほうでその1槽、2槽ですけれども、合併浄化槽につきましては容量が大きいため、1槽と2槽の2槽全部取らなくてももう確実に1.5立米は超えるというふうに聞いております。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) そしたら、次の議会で僕ほんなら今まで1.5立米取られていたところの合併槽、僕見つけてきます。それで、もしこれ呼んであったら、市長わかっていますね。首切らんなんことになると、ほんま市長、切腹せなあかんことになるで、ほんまに。違いますか、これ。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 関連質問はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山和豪) 関連質問もないようですので、2番、川田大介君の一般質問を終わります。 しばらく休憩いたします。午後1時より再開いたします。     午前11時49分休憩-----------------------------------     午後0時59分再開 ○議長(丸山和豪) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、1番、南  満君の発言を許します。1番、南  満君。     〔1番南議員登壇〕 ◆1番(南満) 1番、南  満でございます。議長の発言許可をいただきましたので、さきに通告しております質問をさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。 質問に入る前に、この場をおかりして一言お礼を述べさせていただきます。 ことしの夏季休業中に、市内の小・中学校の音楽室にクーラー設置をしていただきました。そのおかげで、夏休み中の児童の補習授業や教職員の研修に大いに利用でき、能率が上がったと現場からの声を聞いております。また、ICT教育の一環として、教員用の公務用パソコン、パソコン教室に電子黒板と児童用のノートパソコンの導入、校内LANの設置などをしていただきました。素早い設置をありがとうございました。 先日、各学校を訪問させていただき、システムのすばらしさに感激いたしました。今後は、ソフト面でのさらなるご支援をお願いいたします。 それでは、質問に入らせていただきます。 まず1点目ですが、6月議会でも取り上げさせていただきました通学路緊急合同点検について質問させていただきます。 7月25日、31日、8月1日、2日、21日の5回にわたって実施されました緊急合同点検では、警察、道路管理者である県土木課、市土木課、校区別の学校関係者らによって点検され、62カ所の協議内容が挙げられました。その結果を受けてどのような感想を持たれたのか、また、今後どのような対策を展開されるのか、お聞かせください。 2点目ですが、いじめ問題について質問させていただきます。 滋賀県大津市のいじめによる生徒の自殺問題を受けて、教育委員会でもいろんな動きをしていただいていると思います。県教育委員会からの通達で、いじめ問題についてのアンケート実施を各校でされたと思います。 アンケート結果の取り扱いやアンケート実施後の各校での事後指導や、アンケート結果を踏まえての児童・生徒に対する指導などどのようにされるのでしょうか。また、教育委員会としてアンケート結果をどのように分析されるおつもりでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 3点目ですが、定住促進について質問させていただきます。 先日、第3回目になるみんなの夢事業の審査選考会が行われ、葛城山“こんかつ”登山事業が補助金を交付されることに決定いたしました。 昨年の12月議会で、私も、奈良県が結婚を希望する男女に出会いの場を提供する「なら出会いセンター」を開設しているので、御所市もこのシステムをみんなの夢事業の中で、企画、立案者を公募し、「ごせ・出会いセンター」として導入するのも一つの方法ではないかと提案させていただきました。今回のみんなの夢事業の企画が、まさに私が待ち望んでいた事業内容です。とてもうれしく思っています。 この事業の目的及び事業内容は、御所市に居住希望のある20代から40代の独身世代を対象に、御所市内の雄大な自然を満喫しながら婚活してもらうというものです。御所市の人口が減少している中、定住促進につながるような施策が望ましいと思うので、とてもいい事業内容だと思います。成果を見守っていきたいと思います。 奈良県では、住まいリニューアル事業補助金交付制度がありますが、御所市も家賃の補助以外に魅力ある御所市を構築していくために、御所市独自の手厚い補助をしていただきたいと思います。 みんなの夢事業は26年3月末までの計画ですので、終了した後も御所市の定住促進の施策の一つとして引き続き実施していくおつもりはおありでしょうか。また、御所市は定住促進につながる今回のみんなの夢事業をどこまでバックアップしていくおつもりかもあわせてお聞かせいただきたいと思います。 4点目ですが、東日本大震災で体育館や講堂の天井材が落下し、人への被害があったことを受け、文科省は実態調査に乗り出しました。学校施設、とりわけ体育館は各地の避難場所に指定されています。建物自体には、耐震のための補強工事が着々と進められています。しかし、体育館につけられている照明器具やバスケットボールのゴール、天井材、外装材、内装材、また窓ガラスなどの非構造部材による被害は予測されているのでしょうか。 文科省によると、昨年の4月現在で学校の構造物の耐震化は80.3%でした。その一方、非構造部材の耐震対策を行っていたのは29.7%であったということで、しかも全体の3分1は未点検であったと報告されています。児童・生徒が学校内にいる間に災害が起こるかもしれません。今後起こり得るであろう南海トラフ地震に備え、非構造部材の耐震化に向けても取り組んでいただく計画や予定はあるのでしょうか。 以上、4点について明確な答弁をよろしくお願いいたします。答弁は自席で伺い、再質問も自席でさせていただきます。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) いじめ問題について回答申し上げます。 大津市の事象以後、教育委員会としてどのように取り組んだのか、あるいはアンケート調査の結果の取り扱い、アンケート実施後の事後指導についてということだったかと思います。 これまでいじめの問題については、平素から重要な指導事項として位置づけ、各学校に対して強く指導してまいりました。しかし、このたびの大津市の事象を受け、教職員一人一人が改めてこの問題の重要性を認識し、迅速に対応することをまず7月の校園長会、教頭会で指示いたしました。また、8月23日に臨時校長会を開催し、学校のいじめ問題への取り組みの検証を行うこと、児童・生徒全員へアンケート調査を行うことを指示いたしました。 今回のアンケートの実施の目的は、いじめの件数や対応を調査することではなく、いじめの早期発見と児童・生徒への早期対応を図ること、いじめに対する学校の思いを児童・生徒に伝えること、いじめについて児童・生徒に考えさせる、気づかせる、正しい考えを教える機会とすることを目的としております。 教育委員会では、学校が適切で早期の対応ができますよう、夏季休業中に県生徒指導支援室の指導主事を招聘し、校長、生徒指導担当者に対しては組織的ないじめの対応について、また初任者の教員に対しては、生徒理解のあり方といじめの予防的活動への対応について研修会を行っております。また、教育委員会内に学校と連携した指導及び支援する体制として事務局長をチームリーダーに、青少年センター、子ども家庭相談センター等の専門機関の職員も加えた生徒指導支援チームを新たに編成し、学校支援してまいりたいと考えております。 ○議長(丸山和豪) 北岡教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(北岡一郎) 私のほうからは、通学路の緊急合同点検について、そして学校施設の耐震化について答えを申し上げます。 まず緊急合同点検につきまして、点検を実施するに当たりまして、7つの小学校から通学路の安全対策が必要な箇所として62カ所の報告がありました。その後5日間を要して、道路管理者、警察、教育委員会、学校の4者が合同で1カ所1カ所点検をし、対策の必要性の有無と改善策を協議いたしました。 その結果、既に1カ所は改善をされており、61カ所について対策が必要となっております。 道路幅が狭く見通しが悪い、あるいは交通量の多いところも多く道路の拡幅等が必要なところもありますが、まずは早期に少しでも安全を確保できるよう協議を進めてまいりました。学校には、報告のあった通学路について協議の結果を報告するとともに、改善までの間の安全の確保を再度指示をいたしました。警察におきましては、横断歩道、交通標識等の補修については警察本部に上申手続を、横断歩道の新設につきましては、交通量、道路状況等、上申に必要な資料準備を行っております。道路管理者である奈良国道事務所、高田土木事務所においては対策案を検討、作成をし、10月末までに報告される予定となっております。市道につきましては、市担当課と連携をし早急な対策検討並びに対応を進めてまいります。また、調査後も教育委員会とそれぞれの担当部署とで打ち合わせを行い、より迅速な改善が図られるよう強く要望しております。また、今後も引き続き強く要望してまいりたいと考えております。 次に、学校の耐震化についてお答え申し上げます。 学校施設は、子供たちが学習をし生活する大切な場所であり、また地域防災拠点及び住民のコミュニティ施設として重要な役割を担っております。このことから、学校施設の安全性確保のため耐震化を推進しており、体育館については終了し、校舎についても残り小学校4校となりました。耐震化率は、今年度実施の大正中学校、葛上中学校の耐震を加えますと86.4%となります。残り4校につきましても、国の補助金に合わせて平成27年度までに完了する予定であります。 ご質問の非構造部材の耐震化についてでありますが、議員ご指摘のとおり、地震のときに建物が持ちこたえたとしても、天井板や照明器具、書架や窓ガラスなどの落下により子供たちの命にかかわる状況の発生が考えられます。これに関しまして、平成23年度に学校施設全体の非構造部材の耐震性について事前調査を実施をしております。 今後の計画といたしましては、施設の耐震化が終了する年度以降に非構造部材の耐震化を実施するべく、文部科学省が作成をしております学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブックによる点検を行い、早期のうちに耐震化を進める予定であります。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 中手環境建設部長。 ◎環境建設部長(中手喜秀) 私のほうから、緊急合同点検に伴う今後の改善計画と住宅リフォーム制度についてご説明をさせていただきます。 緊急合同点検に伴う今後の市の改善計画についてです。 通学路で市道である緊急合同点検の結果に伴い、御所市が安全対策の必要な箇所は62カ所のうち41カ所となっております。主な内訳としては、路側線及び路面表示が年々劣化し、薄れている箇所が約3,500メーターあります。また、ガードレール及び視線誘導標の設置がなく転落危険箇所が3カ所、そして道路幅が狭い箇所や障害物等で見通しが悪い箇所があります。ガードレール及び視線誘導標の設置による転落防止柵3カ所につきましては、本年の交通安全施設整備費で設置を考えております。路側線及び路面表示につきましては延長も長く、平成25年度で予算要望をさせていただきたいと思います。 住宅リフォーム制度の助成制度について説明をさせていただきます。 住宅リフォームにつきましては、国の復興支援・住宅エコポイントは今年度については終了いたしましたが、従来から実施中の奈良県の住宅エコポイント、ならプラスの住宅リフォーム補助制度は実施中であります。この奈良県の制度は、国の社会資本整備総合交付金の効果促進事業を利用したものであります。御所市が重ねて当該交付金を活用することは制度上困難であり、助成制度を実施する場合は市の単独事業となります。今後とも国、県の制度を積極的に活用していただけるよう、市民に広く周知徹底をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) 私のほうからは、みんなの夢事業についてご説明いたします。 平成24年度みんなの夢事業応援補助金に採択された市民団体地域福祉クラブの葛城山“こんかつ”登山は、定住促進を目的とする事業であり、市の施策方針と合致する内容になっています。みんなの夢事業の性格上、市民の市民による市民のための事業としているため、その事業に直接かかわるのは難しいと思いますが、この事業が成功できるように事務局としての支援のほか、市としてできるアドバイスや協力といったバックアップを行ってまいりたいと考えます。 一方、今回の婚活事業につきましては、今後の定住促進施策を考える上で継続を検討すべき事業の一つであると考えておりますが、まずは、これから地域福祉クラブが実施される葛城山“こんかつ”登山を成功させることが必要であります。よって、その事業の実績、成果を十分に踏まえた上で、地域福祉クラブの意見も聞かせてもらいながら考えていきたいと思います。以上です。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) ご答弁ありがとうございます。 では1点ずつ再質問をさせていただきますが、順番がちょっと逆になるかもしれませんがご了承をお願いしたいと思います。 まず1点目に、今、社会問題にもなっておりますいじめ問題についてご回答のほう頂きました。 御所市内においても現場の学校の先生方に対して、校園長会に対しても教育委員会のほうから指導並びに研修というのをしていただいているということを聞きまして、安堵のほうをいたしました。ただそれは、これから先も継続的にいろんな研修というのをしていっていただきたいと思いますけれども、このいじめの問題の中で一番思うことといいますか、文科省のほうでも問題になっているのが、いじめられた生徒がそのまま学校に来れない、やむなしに転校する、そういう場合があります。そのようなことが御所市でもあるのかどうかということを一点、先にお聞きしたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) お答えします。 いじめられた生徒が学校に来れない、転校していくという事象は、私が教育長になってからはございません。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) 教育長のほうから、今ゼロだという答えを聞いたんですけれども、過去には、今までからそういう事例というのは僕も聞いております。ただ、教育長が在任期間中のときじゃないかもしれませんけれども、今後、御所市内でもこういういじめというのは、アンケート調査する中で、今回はいじめ件数を把握するんじゃなくて、今後のいじめ対策の一環としてするためのアンケート調査であると思うんですけれども、このような子供たちの居場所をとられないようなしっかりとした指導のほうを学校のほうでしていっていただきたいなと思います。 教育委員会と学校との連携ですよね。いじめを未然に防いで、子供たちにとって住みやすい学校環境、子供たちの居場所づくり、これ本当にすごく必要なことだと思います。命の大切さというのをしっかりと子供たちにもわかってもらいたい。 そういう上で、先日なんですけれども、私、大津市のほうに、いじめ被害に遭われた子供さんたちが自殺をされたということを聞き、その中で遺書というのを残されていると。その遺書展が大津市で開催されたということで、それを見にいってまいりました。その中にあった子供たちの切実な訴え、叫び、そういうものをしっかりとこの目で見てきたんですけれども、この遺書展、御所市の中でも教職員の学習会並びに市民の方の啓発、そして子供たちにもぜひとも見てほしいなというように思ったんですけれども、これからこのいじめ、御所市では絶対なくすよう、あってはいけないよう、そういう思いも含めて、今後、御所市のほうでもいじめに遭って亡くなられた方の遺書展並びに講演会を呼ばれることは可能かどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 私、いじめにつきましては、先般の校長会でも常に弱者の視点に立って物事を見なさいということを言っております。 いじめには加害者と、加害者の指導ももちろんなんですが、それを取り巻いている、黙って見ている友達というのか友人というんですか、その子供たちへの指導もしなければなりません。あるいは本人にも勇気を持って友達あるいは教員、親とかに訴える、そういう勇気を指導することも大切かと思います。私は、御所市では大津市のような対応はとらない、学校の現場の教員も教育委員会も大津市のような対応はとらない自信はございますが、今、南議員からおっしゃいましたように、大変その遺書というのはつらいですけれども、それについて勉強する必要があると思いますので検討してみたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) 検討していただけるという答えをいただきまして、ぜひとも実現に向けて動いていただきたいなと思います。 先ほどもお答えの中で、加害者とか周りの方の指導、そういう話が出ました。被害者の方がいて加害者の方がいる。学校現場においても、やはり被害に遭われた、いじめに遭った子供が学校に行きづらい環境になり、加害者の方が悠々といるというような状況というのはあり得ると思うんですけれども、その中で、御所市として加害者、いじめる側に立った子供たちに対して、しっかりといじめは絶対だめやということと、いじめされた側の子がその後学校に来られる体制づくりというのをしっかりとしていっていただけますよね。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 先ほども申し上げましたように、弱者の立場に立って物事を見るということを校長にも言っております。私たちもそういう立場で子供たちを見ていきたいと思いますので、今おっしゃったようにしっかりと、そういうことがあっても弱者が、いじめられた子供がきちんと学校に来られるような体制をとりたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) 子供たちのやっぱり日常の生活というのをしっかり見ながら、いじめがないかというのは、やはり現場の先生方が見て初めてわかることであったり、周りからの指摘等によってわかることだと思います。これは学校施設内だけのことじゃなくて、学童保育全般にも言えることだと思います。学童保育の中でもしっかりといじめ問題、やはりそこに行っている子供というのは小学生の子であったりしますので、教育委員会、市民課、児童課のほうとしっかり連携をとっていただいて、両方の理解、情報共有をしていただいて、いじめのない学校、子供たちの安全を守っていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。 次に、通学路問題について再質問させていただきます。 先ほど、答弁のほうでいただきました10月末をめどに上申したりしていくということやったんですけれども、危険箇所とか改善、補修する箇所というのはかなりあったと思うんですね。その中で、今回は本年度の交通安全設置費でできることはするという答えと、25年度の予算内に入れさせてもらうというような答えをいただいたんですけれども、それで全部できるんですかね。 ○議長(丸山和豪) 中手環境建設部長。 ◎環境建設部長(中手喜秀) ガードレールとか危険性のあるところについては、早急に対応をさせていただこうというふうに考えており、来年度は路側線及び路面の表示ということで考えております。ただ、道路が狭いので道路改良工事とか、あと地蔵さんがあって、通行が、障害があって見えないと言われるところもございます。地蔵さんの移設というのもなかなか難しいと思いますので、そこはまたいろいろ関係者の方と協議をさせていただこうとは思っております。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) できることからとおっしゃっておりますけれども、25年度の予算の中に入れるとなると、御所市内というのはいろんな生活道路も含みますので、なかなか費用的にも難しいと思うんですけれども、別に今まで以上に費用がかかるということですよね。 ○議長(丸山和豪) 中手環境建設部長。 ◎環境建設部長(中手喜秀) 限られた予算で対応も行っております。今回の緊急合同点検に伴う予算というものは、やはりその分はふえてこようかと思っております。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) 今回の緊急合同点検によって、危険箇所、優先順位をつけて、するところからしていかなければならない、道路管理者のところでしていかなければならないということなんですけれども、金額のほうがかなり高くなってしまう場合があると。前回の議会のときにも、市長は、もしもせんならん緊急性を要するものであれば補正も組まなあかんかなというような回答もいただいたと思います。25年度につきましては、その部分も含めて考えていただけますでしょうか。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) もちろん申し上げましたように、緊急性のあるところからは、これはやるべきことはやっていかなければならないと思いますし、同時に、前の議会で議員のほうからもご指摘ありましたように、国の補助制度の確立の可能性も高いことから、財源探究もしっかりと伺いながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) ぜひとも、しっかりと早急にできるようにお願いしたいと思います。 今回の緊急合同点検の中でも、以前から問題になっておりました緑町の信号の問題、この部分に関しましては、何とか8月28日に市長並びに副市長、教育長、各担当部署の方々のご協力をもとに設置することができました。厚くお礼を申し上げます。 ただ、この設置というのは自治会が分裂されていましたので、早急につけるという中の縛りの中でつけたものになりますので、なかなか、全部が全部要望を聞き入れていただいたというわけにはいかないと思います。交通事情等あって、信号機の中でも使い勝手が悪い、秒数にしたら約10秒間ぐらいしかないから、すぐになかなか渡れないという事情があるんですけれども、この要望と信号機の問題、時間数を多くしたりするに当たっても、ある程度の一定状況を見ながら、交通量を見ながらしていかなければ、歩行者だけのためにするというのもなかなか難しいもんがあると思うんですよね。いざ、今度要望等をするときに、このままでやったらあかん、秒数を長くするのが適切だというふうになれば、行政、当局のほうから、所轄の管轄の警察のほうに要望のほうをきつくしていただけますでしょうか、市長。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 信号の渡る時間が短いというご指摘でございますけれども、私も今回の件でよくわかったんですけれども、信号の設置あるいは信号のそういう時間のことというのは、非常に幅の広い材料を求めながら精査していくという内容でございます。ただ、私の立場としましては、児童や住民の方の安全が確保できるように最善の努力は尽くしていきたいというふうに思います。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) ぜひとも最善の努力をしていただいて、市民の方、児童の方々に対しても使いやすい生活環境づくりのほうをご支援いただきたいと思います。 その緑町の信号機の部分なんですけれども、東西に御所市道があります。そこの場所も子供らの通学路になっております。車通りが激しい中、側道というか、横道のほうにそれる場合があり、道が狭いというのがあって、危険ということもいわれております。当初、そこの道はまっすぐあったんですけれども、今回信号機をつけるに当たってロータリー形式になるということで、使い勝手のほうが今までと比べると若干悪くなったという声もあるんですけれども、今後、御所市道として、当然道路管理者である奈良国道事務所と協議のほうをしていかなければならないと思うんですけれども、道幅の幅員を広げるというのが最大の課題になってくるだろうと思うんですよね。そのときに一番しなくてはならないのが河川の移設、その河川の移設というのは、県の河川課になると思いますが、県の河川課に対して、幅員を広げる際に、横によけていただけますかというような、強く御所市からの要望、また国のほうからもその話というのはしていただいているんですけれども、なかなか一級河川になり、河川の移設というのが難しいという話も聞いております。一丸となって、御所市のほうからも同じ思いを道路設置者というか、奈良国道事務所のほうに言っていただきたんですけれども。 そこで確認したいんですが、最終形ですよね、今あくまでも側道というのは仮設の道路のように思われております。本設の工事が終わるまで本線というわけにはいかないと思うんですけれども、京奈和自動車道の最終形の図面というのがまだ御所市のほうとかにも来てないと思うんですけれども、協議するに当たって、御所市道とのすりつけ部分をどうするかというのを再々話のほうを言っていただきたいんですよね。そうすることによって、すりつけ部分というのが20メーターになんのか25メーターになんのか、その辺がわからないですけれども、その部分を極力御所市の負担、市道だから御所市でせんなんとか、そういうのじゃないと思いますので、極力国のほうの予算で何とかできるように協議のほうをしていただけますよね。 ○議長(丸山和豪) 中手環境建設部長。 ◎環境建設部長(中手喜秀) 奈良国道事務所の行っている道路とのすりつけの部分で、御所市がどれだけ拡幅あるいは取りつけに話を持っていくと。これは、奈良国道事務所のほうから市道の取りつけ協議というものが本来ありますので、それに伴って、でき得る限り自動車の待つ台数分の延長は確保していきたいなということで国道事務所に要望していきたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) ぜひ奈良国道事務所のほうにしっかりと、御所市の思いと、どうしてほしいかというのを伝えて、早期実現できるようにしていただきたいと思います。 あくまでも本線というか、高架の上ですよね。それが開設してから後に工事に入るというようなことを言っておられたんですけれども、そうじゃなくて、今現在でも拡幅の作業というのはできると思うんですよね。その辺の話の詰めというのをしていただけますよね。 ○議長(丸山和豪) 中手環境建設部長。 ◎環境建設部長(中手喜秀) 取りつけ部分の協議ということで、奈良国道事務所との協議というものはさせてもらいます。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) ぜひよろしくお願いします。上が、本線開設まで待っていると数年間かかってしまいますので、ぜひとも早急な対応をよろしくお願いいたします。 あと、今回の緊急合同点検の中でも御所市道以外の部分、県道、国道等あったと思いますけれども、各道路管理者に対しては、早急にできるように御所市のほうから要望のほうを、再度、市長、お願いのほう言っていただけますでしょうか。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) 担当課と精査して、必要とあらばしっかりと申し入れをしたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。
    ◆1番(南満) よろしくお願いいたします。 次に、施設の耐震について再質問させていただきます。 施設の耐震のところで、今順番に耐震化のほうをしていただいていると。その耐震が100%できてから非構造部材についてもしていくというお答えでしたよね。 ○議長(丸山和豪) 北岡教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(北岡一郎) 施設のほうの耐震が済み次第、非構造部の耐震化に着手したいというふうに考えております。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) ぜひとも、いつ起こり得るかわからない地震、待ってはくれませんので、できることならば早急に、耐震100%がいってからするじゃなくても、どこかで予算が出てきた場合、早急に対処のほうをしていただきたいと思います。また、御所市内の各、いろんな庁舎等、出先機関等ありますけれども、そこの部分についても非構造部材の点検というのを一緒にしていただきたいと思います。ぜひとも市民の安全、子供たちの安全を守っていただきたいと思います。 最後になりましたけれども、定住促進のところで再質問させていただきます。 先ほどからも答えのほういただきましたが、御所市においても本当に人が少ないという中で、婚活事業のほうをしていただいたと思います。御所市独自の、何とか補助、そういうところを言わせていただいたんですけれども、御所市の根本的に人が外に出ていく理由として、子育てとかそういうふうなんがあると思います。その中で、今回の婚活事業に関して、何か御所市でもこんなんしているから一緒にPRできるものはないかなというのと、他人のふんどしで相撲をとるんじゃないんですけれども、例えば、御所市では医療関係で特別なものがあるとか、子供を産んだら何ぼの補助があるとか、場所によれば3人以上子供を産んだら8万円とか、4人産んだら10万円というような補助を出している自治体もあります。 御所市としても、今後こういうことも考えていかんな若者世代が住みにくいんじゃないのかなというのがあり、何とかこの婚活事業と一緒に御所市もPRできないかなと思い、質問のほうをさせていただきました。今後このような御所市独自のさらなる補助、住宅のところでは言わせていただきましたが、それ以外の補助ですよね。今現在は考えておられるかどうかというのを1点だけお聞かせいただきたいなと思います。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) ご質問にお答えします。 昨年度も定住促進化に向けて、各課のほうで何かアイデアのほうがないかということを聞き取りしました。そこで出てきたのが、新婚世帯の家賃補助と定住コンシェルジュの事業やったというふうに記憶しております。 いろいろ出てきた中で精査したところ、今のところはその事業で進めたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) ありがとうございます。 財源的にも限りあるものがあります。なかなかすぐに補助というのができないと思います。できることからしていっていただきたいと思います。 ただ、今回のこの婚活事業に関しても、御所市のほうでどんだけバックアップ体制していっていただけるかなというのを質問させてもらった思いというのは、単独でするよりも後ろで御所市が手助けするよじゃないですけれども、バックアップしますよというのが表に出れば、ああ、御所市がついているから安心やなという思いもやはりあると思うんですよね。ほかの自治体においても、やはり行政が絡んで婚活事業、街コン等をしているところもありますので、できることをしていただきたいなと思います。今回のみんなの夢事業の中で、こんかつ登山をしていただく団体さんに対しても広報、PRその他いろいろとあるんですけれども、メディアもしっかりと使ってPRのほうをしていただくと、かなり効果が出てくるのではないのかな、また御所市の街並みのところでお金をもっと落としていただけるような取り組み、そしてお店に対してもお金を落としていただけるようなことがあるのではないのかなと思いますので、御所市も積極的にバックアップのほうをしていただけますよね。これ、再度ちょっと確認なんですけれどもお願いします。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) 当然、市民団体のやっておられる事業でございますので、市としてもPR、それからバックアップ等は十分させていただくように考えております。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 1番、南  満君。 ◆1番(南満) ぜひとも、この事業団体さんだけじゃなく、御所市もしっかりと応援して一緒にしたというような自負を持ってもらえるようにお願いしたいと思います。 御所市の定住促進問題というと、本当にこれからの御所市どうするかという非常に大きな問題になってくると思います。どんな手段でもいいですので、しっかりと御所市のほうもこのほかの事業以外にもいろんなこと、できることをしていただきたいと思います。 以上で今回の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(丸山和豪) 関連質問はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山和豪) 関連質問もないようですので、1番、南  満君の一般質問を終わります。 次に、4番、杉本延博君の発言を許します。4番、杉本延博君。     〔4番杉本議員登壇〕 ◆4番(杉本延博) 4番、杉本延博でございます。ただいま議長の発言許可をいただきましたので、さきに通告いたしております質問をさせていただきます。 まず最初は、今後の地域活性化についてであります。 ふるさと創生基金を活用した地域活性化プロジェクト、みんなの夢事業がことしで3回目を迎えました。1回目はG級グルメを開催し、約5,000人もの方が来場いたしました。御所市の農産物、特産品を使用し、葛城をイメージした商品がつくられて、多くの団体がエントリーしました。開始早々に売り切れが続出するほどの盛況ぶりで、郷土のよきイベントになったことであります。2回目は絵本事業であり、「井戸のこわい仁王さん」でおおしま国際手づくり絵本コンクール2012で見事入選されたと聞きました。大変すばらしいことだと思います。絵本を通してふるさとの民話、伝承を知ることができ、親子で楽しむことができるとともに、市外の方にも絵本を通して民話伝承のすばらしさを発信することができます。ことしは婚活をテーマにした葛城“こんかつ”登山に決定いたしました。 今、婚活は社会現象になっており、さまざまな取り組みが全国各地で開催されております。例えば、地元商工会や各種団体が主催するところや商店街独自で主催するなど、地元有志で街コンと呼ばれる取り組みを行っているようでありますが、行政主導はまだまだ少ないと聞いております。 晩婚化が進み、出生率の低下、少子高齢化と人口減少化に歯どめをかける策として、国だけではなく、各地方自治体でも活発に取り組まれ、今注目を集めています。私が購読いたしております「明日の選択」最新号の地方議会政策情報のページに、期待される合コンと題した記事がありました。記事の中には、産経新聞の河合雅司氏が、少子化対策のポイントは結婚対策だとして、政府は積極的に未婚男女の交流の場をつくるべきだと提案しているが、ご存じのように今日本の都心部を中心に街コンというまちぐるみで行われている大型の合コンイベントが急速に広がりつつある。一般的な合コンとの違いは、参加者は100人から3,000人規模にもなる。形態はさまざまだが、同性2名以上で一組となり、開催地区の定められた複数の飲食店を回り合コンをするのが一般的。出会いの場の創出、飲食店の販売促進、まちを盛り上げることなどが主な目的とされる。合コンの公式サイトとして、日本で初めてつくられました合コンジャパンのホームページによれば、街コンは今日本が抱える経済低迷による消費低迷、消費低迷による飲食店の売り上げの減少や商店街の衰退、未婚率増加や少子化による人口減少を解決する画期的なイベントとされると書かれて、続いて、成功例として、岐阜県大垣市が街コン元気ハツラツ大垣コンを開催し、500人が集まり、お笑い芸人が場を盛り上げるなどの工夫を凝らし、盛況だったようで、来年も開催する運びになったことや、昨年の震災で被害を受けた岩手県釜石市が復興に向けて若者の流出を食いとめ、にぎわいを創出しようと復興街コンが企画されたことを取り上げて、大変興味深い記事でありました。 先般の議会におきまして、新婚世帯家賃補助が県内で初めて新設されましたことは高く評価いたしております。来年開催される婚活で知り合ったカップルがめでたくゴールインされ、出会いの場であった御所市に多くの新婚さんに定住していただき、新婚世帯補助を受けていただく、この2つの取り組みがうまくリンクして活性化につながることに大いに期待するところであります。 さて、8月末に三重県名張市に行きましたが、おもしろい取り組みに出会いました。 隠町和菓子食べ歩きと題したもので、名張市観光協会と地元商店がリンクして取り組んでいるようであります。内容といたしましては、11のお店の中から好きな5点を選んで好きな味を楽しめるというもので、ちなみにチケットは1枚500円。各店お勧めの和菓子と引きかえとなります。品はかたやきやまんじゅうが主であり、おいしく銘菓をいただくとともに、名張市中心の風情ある藤堂家ゆかりの城下町を散策しながら楽しめることができました。 そこで一つ思ったことがありましたが、名張の街並みとごせまちとの街並みがよく似ていたことであります。平日にもかかわらずごせまちを散策されているところを何度か目撃したことがあります。また、ごせまちにはさまざまな店があります。あくまで商店、市民の協力が大前提となりますが、ごせまち限定で取り組んでみてもおもしろいのではないかと思います。 また、御所市内には葛城の道、秋津島の道など4つの観光ルートがあり、特産品や農産物も多数あります。市内全域にエリアを拡大するとともに、観光、特産品、農産品をリンクさせたマップクーポンの取り組みを検討するのもおもしろいのではないでしょうか。 そこで、お伺いいたします。 今、申しましたような取り組みを検討することはできないものでしょうか、お答えいただきたいと思います。 続きまして、次は道徳教育についてお尋ねいたします。 滋賀県大津市で中学2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺するという痛ましい事件が発生して、連日マスコミで報道されるなど国民の間でも関心が高まっています。教育委員会、教育現場の隠ぺい体質、対策のまずさが露見して、教育長が襲撃される事件にまで発展したことは記憶に新しいところであります。今回の事件では、自殺の練習をさせるなど信じられないような実態がわかり、世間に強い衝撃を与えました。いじめの実態、形態も陰湿さ、残酷さを増していっているように思えてなりません。 いじめだけではなく、凶悪化する今までなかったような犯罪の低年齢化が社会問題となっています。なぜこのようなことが発生するのでしょうか。教育現場もそうですが、家庭教育にも問題があると思いますが、あくまでも道徳教育の基本は家庭であると考えております。子供だけではなく、大人にも児童虐待、DⅤ、モンスターペアレンツ、規範意識の低下、倫理観の喪失や社会性の不足などさまざまな問題を抱えております。なぜこのようなことになったのでしょうか。 私は、今までの道徳教育の欠如が根本的な原因だと考えます。権利ばかり要求する履き違えた自由、自分さえよければよい、甘いばかりで厳しさがないなど上げ出したら切りがないぐらいであります。 戦後、先人のご尽力により目覚ましい経済発展を遂げたことは歴史的な事実であります。しかし、経済発展の裏で私にとり最も大事な心というものを喪失したことが心の荒廃、道義の低下など、昨今の情勢に現出しているのではないでしょうか。 自由には責任があり、権利には義務があります。また自分と他人、自分と家族、自分とふるさと、自分と国の間柄、関係といいますか役割と義務などもあります。人格形成、公共心の育成など、果たして今までの道徳教育でこのような命題をしっかりと教えてきたのでしょうか。大いに疑問府がつくのではないでしょうか。大人も子供も日本人全体が道徳心、道義心というものをいま一度見直し、道徳教育の重要性に気づかなければならない時期に来ているのではないかと思います。 過日の文教総務委員会におきまして、我が市におけるいじめの実態について質疑いたしましたので、いじめ問題については省略させていただきますが、道徳教育の現状について質問してまいります。 改正教育基本法には道徳心を養うと明記されており、第2条1に幅広い知識と教養を身につけ、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うことと明記されています、 また、道徳教育の視点を4つにまとめて整理されています。 中学校道徳学習指導要領の中からピックアップしてみますと、1つ目は、主として自分自身に関することとして、望ましい生活習慣、強い意志、責任などが指導項目であります。2つ目は、主として他人とのかかわりに関することとして、礼儀、博愛、友情、信頼、自他の尊重、寛容、謙虚、感謝などが指導項目であります。3つ目は、主として自然や崇高なものとのかかわりに関することとして、生命尊重、自然愛護、畏敬の念、誇りなどが指導項目に挙げられております。4つ目は、主として集団や社会とのかかわりに関することとして、公徳心、正義、公正、公平、集団生活の向上、役割と責任、勤労、奉仕、公共の福祉、父母への敬愛、孝行、自愛、郷土愛、先人への感謝、愛国心、伝統文化の承継や文化の創造などが指導項目であります。 学校教育法施行規則によりますと、週1時間、年間35時間が義務づけられております。しかし、実際に道徳の時間を道徳以外のことに使用しているということも問題になっております。我が市に関しましては、そんなことはないと思いますが。 さて、日本人の道徳性の高さは世界からも称賛されるほど高い歴史性、民族性を持っております。例えば、イギリスの女性旅行家、イザベラバード女史が明治時代に東北、関西を旅行して日本奥地紀行を書きましたが、その中で当時の日本を、私はこれから奥地や蝦夷を1,200マイルにわたって旅をしたが、全く安全で、しかも心配もなかった。世界中で日本ほど夫人が危険にも無作法な目にも遭わず、全く安全に旅行できる国はないと信じていると記しております。 また、大正8年に日本が人種的差別撤廃提案を世界で初めて国際連盟に提出しました。結果はイギリス、アメリカなどが強行に反対し、当時のウッドロウ・ウィルソン米大統領の裁定で否決されました。国際会議において人種差別撤廃を明確に主張したのは、日本が世界で初めての歴史を持っています。などなど、ほかにも紹介したい道徳心、道義心が高い日本の歴史が多数ありますが、これは日本人として誇るべき歴史的事実であります。 さて、昨年発生しました東北大震災後のモラルの高さを世界から称賛されたことは、今も私たち一人一人の心に残っていることだと思います。今なお、私たち日本民族のDNAの中に道徳心、公共心の高さがあったことに誇りを感じたわけであります。 以上、るる意見を、私なりの道徳教育に対する思いを述べてまいりましたが、結論といたしましては、いじめ問題を解決する一つの方法は道徳教育ではないのかと考えた次第であります。 そこで、お尋ねしてまいります。 教育長の道徳教育に対する見解を述べていただきたいと思います。また、我が市の道徳教育の現状についてお答えいただきたいと思います。 以上が質問でございます。答弁は自席にてお伺いし、また再質問も自席から行わさせていただきますので、一つ一つ明快な答弁をいただきたいことをお願いして質問を終わります。ありがとうございます。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) 私の方からは、クーポン制度についてにお答えいたします。 議員ご提案のクーポン券事業に類似した事業が御所市においても1件ありました。2年ほど前から、近鉄御所駅前を起点としたレンタサイクル事業が非常にそれに似通っているかなというふうに思います。 内容につきましては、自転車を借りて御所市を散策するときに、市内の飲食店、和菓子店、醤油店等にお寄りいただいた人へお得なサービスを提供するクーポン券もレンタサイクルのマップについており、利用者の方に楽しんでいっていただいている状況です。この事業は県から委託され、商工会の商業部会が主になり、ショップの選定等も商工会の方が行っています。レンタサイクル事業のノウハウを参考にさせていただいて、今後市としても、商店街、商工会、観光協会等と連携しながら組み立てることが可能かの検討を、まずさせていただきたいと考えています。 以上でございます。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 私のほうからは道徳教育について、道徳教育に関する教育長の見解、小・中学校における道徳教育の現状についてお答えいたします。 道徳教育は豊かな心を持ち、人間としての生き方の自覚を促し、道徳性を育成することをねらいとする教育活動でございます。 社会全体の風潮は、社会の一員としての自覚や周りへの配慮、思いやりの心が希薄になってきています。具体的には、規範意識や生命尊重の意識の低下、積極的に社会参加しようとする意識の希薄化など、道徳的な問題点、課題が現代社会のいろいろな場面に幾つもあらわれてきております。また、このような社会全体のモラルの低下が、学校現場においても自他ともに生命や人権をないがしろにするような、人間らしい心を喪失したいじめ問題や自殺問題にあらわれています。 学校における道徳教育は、すべての教育活動の基盤として位置づけ、子供たちの基本的な生活習慣を確立させるとともに、社会生活を送る上で、人間として持つべき規範意識を発達段階に応じた指導や体験を通して確実に身につけさせることが重要であると考えております。また、人間としての尊厳、自他の生命の尊重や倫理観などの道徳性を養うには、学校のみならず地域や家庭の中で大人が子供を目の前にして、社会のルールの意義やそれらを遵守することを身をもって示すことが極めて重要なことであると考えます。学校、地域、家庭が一体となって道徳教育を推進していかなければならないと考えます。 2点目は、小・中学校における道徳教育の現状についてであります。 そもそも、道徳教育は子供たちの意識に切り込んでいく教育であります。その意味で教材や指導内容については、何よりも実践力を高めるための授業の工夫が必要になってまいります。また、各学校が一律同じものを扱うのではなく、子供たちの実態やこれまでの指導の経緯等を踏まえつつ行わなければなりません。そこで、取り扱い教材や学習内容においては、先ほど議員がおっしゃったように道徳教育の4つの視点を根本に据えて、心のノートや文部科学省の読み物資料集などの中から全体構成や相互の関連性と発展性を明確にしながら、子供の発達段階や実態に即した教材を適切に吟味し、道徳的実践意欲、実践力を高めるものにふさわしいものを用い、より効果的な授業が行われるよう各学校長が責任を持って行っております。 以上でございます。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) まず初めに、1点目のマップクーポンについて再度お伺いしたいと思います。 2年前からレンタサイクルに準じてやっておられるということを答弁いただきました。 私自身ちょっと聞いたんですけれども、市職員の有志のほうで、粉もんですね、お好みですとかタコ焼き、これの市内の店を集約して、何かマップを作成しているという話を聞いたことあるんですけれども、これは現在どのようになっているんでしょうか。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) 市の事業ではないんですが、市職員の手づくりで粉もんマップを何年か前から作成しているというふうな話は聞いております。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) 事実作成されているということで、職員有志ということですね。あくまで行政じゃないということなんですけれども、今作成段階と思うんですけれども、できた場合に、クーポンマップとして活用することを検討していただけることはできるんでしょうか。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) あくまで職員有志でつくっている内容ですので、きょうのお話を職員有志のほうにお伝えしたいと思います。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) そしたら、ぜひとも、すばらしいマップやと聞いていますので、また行政とリンクしながらうまいように活用していただきたいと思いますとともに、またレンタサイクルのほうですね、クーポンマップのほうも今も継続しておられるんですね。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) 毎年秋にやっていますんで、ことしも継続してやっております。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) それの売れ行きといいますか、どれぐらい配布されたのか今わかりますでしょうか。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) 申しわけないですが、手元のほうに数字の資料はございません。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) また、後ほど教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、2点目の道徳教育についてお尋ねしたいと思います。 教育長の見解並びに現在の道徳教育の現状というものをるる答弁いただきました。 まず、教育長の道徳教育に関する見解なんですけれども、無難な答弁やったと思います。これを実際学校現場でも実践していただきたいと思うんですけれども、私が考えますに、どうしても道徳といいますと戦前の修身、教育勅語というのを連想されて、戦後タブー視されている部分があるんじゃないかなと思っております。そして、ちょっといろいろ、私自身にもいろいろ勉強させてもらったんですけれども、教育勅語ですとか戦前の修身というものは戦争につながるとかということで、非常に危険な部分やいうことを僕も学生時代教えられたことを記憶しております。しかし、実際読んでみますと、そのギャップというのはすごいありました。言っていることはもう本当に世界共通といいますか、人類普遍の道徳律を315文字の中にうまいことまとめられております。例えましたら、先祖、また親への感謝、夫婦、兄弟仲よくして、夫婦信じ合いながら学を修めて徳を積み、そして社会、国、地域のために貢献しましょうという、本当にもうどこの国でも通用することがこの教育勅語の中に書かれております。 また、修身に関しましても二宮尊徳や野口英世、そして徳川光圀、水戸黄門さんですけれども、この人らの人物を通してエピソード描きながら、質素、倹約、博愛、そしてまた、優しさ、慈しみ、強さなどさまざまな25項目の徳目に分けて、発育段階に応じて修身教科書の中に描かれて、日本人の道徳が描かれております。 そうした中、先ほど教育長の見解にもありましたように、そしてまた道徳教科の中にもありますように、本当にこれは古今東西、時代を象徴しているといいますか、時代は変われども言っていることは当たり前のことで同じやということを認識いたしております。 また世界を見ましても、アメリカが80年代にレーガン大統領になりました。その中で真っ先にとり行ったのが道徳教育でありました。当時はアメリカではモラルの低下、また犯罪の凶悪化、ドラッグの横行など、本当にすさんだ学校現場、青少年の状態でありました。これをレーガン大統領は、当時の文部大臣やったと思います、ベネット氏に命じて日本の戦前の修身を視察してこいということを命じておられました。その中で日本のこの戦前の教育勅語や倫理・道徳観を学んで、そして報告書としてまとめ改革に取り組んだ結果、アメリカの道徳教育は復活して教育改革に成功したと逸話があります。また、旧西ドイツの当時アデナウアー首相が日本の訪問団と歓談したときに、西ドイツが復興したのは当時の教育勅語のおかげだということを明確に言っておられます。 本当に、先ほども申しましたように、この日本の道徳というのは戦前・戦後通してずっと一貫して、時代は変われども共通いたしておりますので、本当に何としてもこの道徳とかのそのタブーというものを取っ払って、本当に真の日本人としての道徳教育を行っていただきたいと思います。 そして、先ほど壇上から申しましたように、数年前に学習指導要領のほうが改正されまして、その資料として道徳編の改訂要旨というものがございます。これに沿って再度質問していきたいと思います。 まず初めに、情報モラルの問題に留意した指導ということが明記されております。この中では、児童の発達の段階や特性などを考慮し、第2に示す道徳の内容との関連を踏まえ、情報モラルに関する指導に留意することと書かれております。本当に今小学生の方や中学生の方、生徒さんが携帯を持っていることがよく見受けられます。メリット、デメリット分があるんですけれども、メリットとしては部活とかで遅くなったときに家族との連絡がとれる。これは本当にいいことやと思いますけれども、逆にデメリットという部分も考えられると思います。そうした中、例えば成人向けのアダルトコンテンツとかそういうところを見るということもあるんですけれども、そういうやっぱり正しい性教育というか性道徳を育成するためにも、パソコンや携帯の利用ということのモラルの指導をしていかなくてはならないと思うんですけれども、その辺は道徳教育としてどのように扱っているのか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 今情報モラルの件で携帯の話でございましたが、御所市内では携帯は学校に持ってこないように指導はしております。それから、パソコン等でいろんなアダルトのところに入ったりとか、非常に危険なサイトに入ったりする場合もあります。そこのところは学校のほうでパソコンの授業、あるいは先ほど言いました道徳の時間を利用して、学校のほうではきちんと生徒を指導しております。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) それなりに指導しているということですね、わかりました。 ちょっと性道徳についてもう1点お伺いしたいんですけれども、今日本では男女共同参画という政策が進められておりますけれども、この中に隠れてジェンダーフリー教育という、ちょっと間違った教育がちょっと社会問題に数年前なっておりました。例えましたら、修学旅行行くときに男女同じ部屋にするのをどうするかというアンケートをとったり、また、体育終わってからの着がえですね、これを同じ部屋でさせるとか、本当にちょっと信じられない過激な暴走した性教育を行われた実態が何件か報告されておって、問題になっておりました。市内ではもうそんなことないと思うんですけれども、そのようなこと過去あったんでしょうか。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 今ジェンダーという言葉が出てまいりました。男女を言いあらわすのにセックスとあるいはジェンダーという2つの言葉がございます。生物学的にはセックスということで男女を分けるんですが、今おっしゃったジェンダーというのは、社会学的な意味で男女を分けるのにジェンダーという言葉を使います。 そのときに、今ジェンダーフリーという言葉をおっしゃいましたが、もう今から10数年前になるんですが、ジェンダーフリーという言葉を使うことは男と女は違いがあるのに同じように扱ってしまう嫌いがあるということで、国のほうからはジェンダーフリーという言葉は使わないようにしましょうという通達が出ております。なかなか下のほうまでおりてきていないんですけれども、私もその方針に従いましてジェンダーという言葉を使っておりますが、ジェンダーフリーという言葉は使っておりません。 私は男女がやっぱり、昔中国のことわざに男女七歳にして席を同じゅうせずという言葉がありましたが、どうもちょっとこれは行き過ぎかと思うんですが、その信念、根本に流れるところは性の乱れがないようにということだと思います。お互い男女は尊重して生活していくということが大切だと思っております。 以上で終わります。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) ありがとうございました。 本当にそのとおりだと思います。本当に、某教授が提唱されていろんな本出されて啓蒙されたんですけれども、私もいっぱい読みましたけれども、本当にひどい過激な性教育の実態が書かれておりました。本当に何としても正しい本当の男女共同参画いうことを実現しなければならないと思いますので、まかり間違ってもこのようなジェンダー、またはジェンダーフリーという性教育、過激な性教育のこと起こらんように、指導もなかなかおりていないんですよね、教育長、これおりていないんですね。その辺も周知徹底していただきたいと思いますので、正しい性道徳教育というものを行っていただきたいと思いますので、改めてお願いしたいと思います。 続きまして、先ほどから申しております学習指導要領解説の道徳編なんですけれども、道徳教育の目標というところに、従来の改正される前から、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し、公共の精神をたっとび、他国を尊重し、国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し云々と書かれております。本当にこの条項が明記されたことにより、本当に正しい道徳心といいますか、日本人、また郷土を愛する愛国心を育成するすばらしい条項が盛り込まれたいうことで僕的にはすごく評価しているんですけれども、真っ先にこの中で僕が思いついたのが、去年ずっと1年間通して訴えてまいりました国旗・国歌の問題でございます。 12月議会のときに教育長は答弁の中で、市内で君が代を歌えない実態があった。そこでしっかりと教育課程に従って教えなさいという形で伝える。この4月に通達したばかりで、まだ学校の中でどの時間で教えているかは把握していません。学校によれば1学期、場合によったら2学期というふうな形で教える場合があるかと思いますと明快に答弁いただいたんですね。この答弁をもう一度読み直してみますと、昨年の12月に私は国旗・国歌の指導について質問をしたんですけれども、さかのぼりまして4月ということは平成23年4月に通達した、校園長会で通達したということやと思うんですけれども、それから今までもう1年以上経過しました。卒入学式のほうでは無事国旗も掲げられて国歌も斉唱されました。これはもう十分把握しているんですけれども、次の段階として、正しい日本人、また正しい国際理解をする真の国際人に育つためにも国旗・国歌というのはまず一番基本やと思うんですけれども、この1年間具体的にしっかりと授業で指導はなされたんでしょうか。その辺答弁いただきたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 国旗・国歌につきましては、先ほど議員がおっしゃいましたように、当初4月の段階でしっかり学校の中で指導するようにと、子供たちが歌えないのは指導していないからだということで、指導するようにということで校長会で伝え実行するようにさせました。凹凸ありますが、ほぼすべての学校で音楽あるいは国語になるかわかりませんが、あるいは卒業式の予行演習になるかわかりませんが、ほぼすべての学校で指導はいたしました。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) 通達されたんですけれども、しっかりとしたという答弁やったんですけれども、それは、じゃ逆に、教育長のほうに報告は上がってきたんですか。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) きちっとできたということで報告は上がってきております。ただ、強弱はあります。そして全員が声出せていたかということになりますと、これは学校によって大きな声で歌ったところもあれば、声が小さかったところも、この差はありますが、これは年々改良されていくと思います。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) 答弁いただきましたけれども、校歌はしっかりと元気に歌っているんですけれども、国歌を歌うとなると本当にシーンとしているんですね。本当に何か歌うこと、黙ることが国歌斉唱なんかなと思っている実態をいつも感じております。しかし逆に感じました。ことしオリンピックありました。本当に多くの日本人選手が活躍いたしまして、日の丸が揚がるときに感動した記憶あります。あのときはみんな歌うのに、涙を流して感動して歌うのに、なぜ学校で歌わないのか。本当にこれ常々私は疑問に思ってきたんですけれども、今年度、来年度の卒入学式、本当に声を出して元気に歌っていただけるか、指導の成果が一つあらわれると思いますので、この辺はしっかりと教育長の答弁信じて、現場で教えたということを信じて注目していきたいと思います。 続きまして、先ほどから沿って質問いたしております指導要領解説の道徳編の中から、教材の開発や活用という場面が明記されているところがあります。ちょっと読ませていただきます。先人の伝記、自然、伝統と文化、スポーツなどを題材とし、児童が感動を覚えるような魅力的な教材の開発や活用を通して云々とあります。その下に、多様な教材を生かした創意工夫ある指導を行うことと明記されているんですけれども、先ほど答弁の中で、4つの視点を考慮しながら発育段階に応じて心のノート、文科省の読み物の資料集を利用しながら、先生方の状況に応じて判断されながら使っているという答弁をいただきました。私いろいろ調べていまして、奈良県のほうで昨年やったと思いますけれども、奈良県内の伝説とか歴史、また道徳などを集めた道徳資料集をつくって小・中全校に配付したということを聞いておりますけれども、これは実際御所市の道徳教育の中で使用されているんでしょうか。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 道徳については、魅力的な教材を開発して授業すると、これは当然なことなんですけれども、道徳の資料にはたくさんございます。最初議員がおっしゃった二宮尊徳であるとか水戸黄門、あるいは野口英世の伝記物もありますれば、ちょっと時代錯誤的になるかもわかりませんが、教育勅語にいいことが書いてあるというふうなこともございます。そこの授業の中でどの資料を使ってやるかについては、やり方については各担任あるいは各学校に任せております。文科省として道徳をこの4つの視点でやりなさいと、ですがそのやり方は、教壇のとり方は子供たちの実態、例えば外国人に対するいじめのあったときには、ちょっとしたまた違った角度で教材を開発してやってみるとかいうことがありますので、すべての学校でその県の開発した資料を使っているかどうかについては、私は把握はしておりません。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) 文科省から指導が来る、そして現場の先生に任せる、それは十分わかります。でも、この中間に立つ教育委員会、また教育長、トップですね、教育長としてその辺把握する義務ってないんですかね。どうですか。ないですか。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 私ども数学の教員やっておりましたが、教材の進め方については私が自分で考えてやっておりました。一応教科書の範囲内ですが、例えば方程式やるときにどんな方法で教えるかというのは僕の裁量に任せてもらっておりましたので、自分なりに資料持ってきたり開発してやりましたので、そこのところは教師、枠の中ですけれども、任せたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) 確かに現場というのは一番、第一でわかりやすいんですね。本当に現場の先生の意見、実態一番知っておりますので、現場第一というのはようわかります。でも、裏を返せば何か丸投げというふうにもとられますよね。教育長も数学の教師やったということで、過去の経験に基づきながら教科書の選択いうこの事例を挙げていただきましたけれども、先ほどの国旗・国歌の問題もありますので、先ほどの南議員の質問にありましたいじめ問題、そのときそのときに応じて大まかな目標というものを指導することも大事やと思うんですけれどもね。教育長、その辺は道徳教育という中で今こういうこと問題になっているから、こういうことを指導せいということはできないんですかね。その辺はどうですか。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 議員の質問の中にもございましたように、道徳観が低下しているということは、これは私は大きな問題だと思っております。道徳というのは非常に人格の形成にとっても大事だと考えております。ですから私は、市長もおっしゃっているんですけれども、御所市を好きになる子供、ふるさとを愛する子供、僕はふるさとを愛する子供と言っているんですが、それが一つのテーマで、その中で道徳いうんですか、そのものを教えていけばいいという大きな誇りを持っています。具体的にここの教材をこう使いなさい、これをああしなさいと言いますと、ちょっと私も介入し過ぎのような感じがいたします。大きな誇りの中で教諭に任せていきたいと思います。大きく私の考えとそれるような道徳教育はやっていないと思います。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) よくわかりました。道徳の項目で言いますと、寛容な気持ちを持って現場に任せたいという答弁やと理解いたしました。 先ほどから市長もおっしゃっています、教育長もおっしゃっています、御所市に誇りを持つ、郷土愛の育成、誇りを持つですね。愛するという、これもしっかりとこの4項目めの主として集団と社会とのかかわりに関することの中に明記されております。郷土愛、先人や高齢者への尊敬や感謝という項目で挙げられております。 先ほどの答弁で教育長はその人物ですね、修身に挙げられていた、時代錯誤という発言が出たんですけれども、僕は決して時代錯誤じゃないと思っております。というのは、この優しさ、慈しみ、強さ、しなやかさ、さまざまな徳目がありますけれども、そのときの人物を通して、エピソードを通して教えるいうことは、昔も今もこれからも変わらないと思うんですね。その中でいろいろ調べましたら一番多いのが、またこの問題についてさまざまな議会で質問されている議員さんもおられました。一番よく題材例出されるのが二宮尊徳のことでございました。こういうことを郷土愛の、または道徳教育の模範として学校にも二宮金次郎像があります。この中で教えたらどうかという質問。また、具体的に使われているところもあるんですね。 先般の議会でもこの神武天皇、また日本武尊の読本をつくって活用したらどうかという僕質問しました。その中でいろいろ代表例を出したんですけれども、例えば山口県では吉田松陰、これを取り上げて発育段階に応じて吉田松陰の言葉、または格言などを通して勉強する。そして作文を書かせて道徳の育成に形成しているところもあれば、浜松市ですね、賀茂真淵、本居宣長の松阪の一夜、これを取り上げて道徳教育を推進しております。特に浜松市県居のほうでは戦前の修身教科書をそのまま使って、本居宣長、賀茂真淵の郷土の偉人ということで取り上げて教えているわけなんですね。本当に僕前からこの問題議論しているんですけれども、歴史・伝統を愛し、そしてまた御所市に誇りを持つ、ようわかるんですね、それは気持ち一緒なんですよ。でも何か僕重要な、一番大事なのは歴史が抜けているんじゃないかなと常々訴えているわけなんですけれどもね。教育長、その辺は何か、歴史ですね、取り上げていくことどうですかね、それは。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 郷土の歴史的な偉人をとらえて勉強すること、これは大変大いにいいと思います。先ほどおっしゃった、例えば二宮尊徳像でしたら学校に残っておるところもあります。ただ、その像を見ますと、しばを背負って本を読んでいるんですね。確かに昔のいわゆる藩の財政を立て直しして、いろんなことをやってこられた立派な方なんですが、今の子供たちにその姿を直接話ししてもついてくるかどうか。やはり教材の開発はその先生、学級担任に任せたいと思います。ただ、学級担任が二宮尊徳のそばで子供たちと草野球しながら、実はこうやねんで、今度の道徳の時間でこの話しましょうかという形は僕はあってもいいと思います。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) 二宮尊徳についていろいろ議論したいところなんですけれども、時間もあまりないのでこれはまた後日したいと思います。 本当に二宮尊徳学ぶところ今でも多いんですね。1つちょっと言葉を紹介させていただきたいと思います。二宮尊徳の言葉なんですけれども、ふろの湯を手で自分のほうへかき寄せれば、みんな向こうのほうへ流れていく。逆に向こうのほうへ押してみると、こっちへ流れてくる。これが世の道理であるとおっしゃっているんですね。現代語で言いますと、自分のことだけ考えて幸せを手に入れようとしても、かえって自分のところからは逃げていく。逆に他人のことを考えて他人の幸せを願い行動すると、結果的に自分も幸せになることができるのであるということをおっしゃっているんですね。 これはまさしくよく現在の風潮、道徳の退化した現在をあらわしていると思うんですね。自分のことばかり考える、履き違えた自由といいますか、本当に権利ばかりを要求する、自由の中には責任があるんですよね。本当にさまざまな、先ほど壇上からも言いましたけれども、本当に自分のことばかり先考える風潮というのが、今日本に蔓延しているんじゃないでしょうかね。今本当に日本全体で考え直さなければならない、そのように思うんですね。時代はたてど二宮尊徳はまだまだ私たち今の日本人に訴えかけていること多々あると思うんですね。 それだけでありません、この御所市にはすばらしい歴史・伝統・文化があるんですね。私がずっと言っておりますこの神話、神話の中にも因幡の白ウサギという物語ありますよね。これを取り上げてもいじめの問題解決する策、ポイントは隠されているわけなんですよね。 一つ一つこの先人が残してくれたこの教訓というものを真摯に受けとめて、道徳教育に僕は生かしていくべきやと考えております。ましてやことしは古事記1300年、本当に記紀にかかわるところいっぱいあります。もうずっと言っているんですけれども、これが本当に一番大事な、僕、道徳教育、また郷土愛の育成に必要なことやと思いますので、これからも検討いただきたいと思います。 最後になりましたけれども、これ、鎌倉市の元市会議員の方がつくられているんですけれども、「人として行うべき15のこころ」という冊子があります。先ほどから議論しております奉仕の心や感謝の心、忍耐の心、わかりやすく書かれているんですね。こういうことを教材として使うことはできませんかね。これはわかりやすいです。〔「渡したり」と呼ぶ者あり〕渡しますわ。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 先ほどから議員に何度も申し上げていますが、教材の開発は各学校、各先生に任せて、文科省の決められた範囲の中でやっていただきたいと考えております。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) 議論してもずっと同じ水かけ論争になると思うんですけれども、基本は今も昔も変わらないんですね。本当に道徳教育、修身教育というのはタブー持つことなくしっかりと僕は教えていただきたいと思います。これがいじめの撲滅、または道徳心の高揚にもつながっていくと思うんですね。本当にあいさつ実践運動、すばらしいですよね。本当にどこの小学生の、中学生の生徒さん会っても、知らん人でも、こんにちは、おはようございますと言うてくれるんです。本当に気持ちいいんですよ。むしろ大人のほうがあいさつしない人多いんですよね。これ本当に悲しいことなんですよ。子供さんにばかり僕は言うんじゃなくて、私たち一人一人、大人ももう一度道徳教育というのを見直していかなあかん、学んでいかなければならない、そう思うんであります。また、昔は僕らちっちゃいときでも悪いことしたら怒ってくれる近所のおっちゃん、おばちゃんがおったんですね。やっぱりそういう人もなくなってきました。これも自分さえよければよい、そういう考えじゃないでしょうかね。例えば電車乗っても、お年寄りの方に席譲る、何か譲ったら犯罪しているような白い目で見られます。本当にこれ日本全体なんですよね。御所市としても道徳教育最優先として、しっかりと教育委員会、そしてまた学校、地域と連携してやっていただきたいと思うんですけれども、最後にもう1点ちょっと聞きたいんです。地域、学校、家庭、この連携ということもしっかりと指導要領に書かれているんですけれども、御所市として何か連携というのはやっておられるんでしょうか。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 御所市、おっしゃいましたように、道徳は学校だけじゃなしに地域、家庭の協力が必要です。道徳だけじゃなしにあらゆる場面を通じて、保護者、地域との連携を各学校それぞれのところでやっております。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) それはわかっております。本当、基本は家庭教育なんです。でも、半日学校に預けるんですよね。その学校でしっかりと道徳教育する、それは今議論してきました。かみ合わなかった部分あります、僕の思い伝わらなかったこともあります。でも、その連携ですね、やっております、どんなことされていますか。わかりますか。わかる範囲で教えてください。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 細かい資料は持ち合わせておりませんが、地域の方が学校へ出てきていただいて稲刈りをやってみたりとか、あるいはふるさとの昔からの伝統の行事の話をしてみたりとか、そういうふうな形で、あるいは学校の草刈りに来ていただいたり、あるいは交通指導やっていただいたり、いろんなところで地域の方との交流はございます。 ○議長(丸山和豪) 4番、杉本延博君。 ◆4番(杉本延博) ありがとうございました。 見守り隊も一つやと思いますね。本当にこの地域、家庭、学校が連携して笑顔の絶えないすばらしい道徳立市を目指してこれからも頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(丸山和豪) 関連質問はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山和豪) 関連質問もないようですので、4番、杉本延博君の一般質問を終わります。 次に、3番、中垣義彦君の発言を許します。3番、中垣義彦君。     〔3番中垣議員登壇〕 ◆3番(中垣義彦) 3番、中垣義彦です。今、議長のお許しを得ましたので質問させていただきます。 市長は、昨年6月の議会でボートピアの推進を表明されました。その後地区計画も決定され、ごせ広報8月号で地区計画の原案の縦覧を示されました。今後の手続としては、御所市の都市計画審議会、知事の同意、都市計画の決定、そして地区整備計画の条例が成立すれば計画が進むわけであります。これまで場外舟券売り場の建設計画が、奈良県でも奈良市、郡山市、河合町、田原本町で計画されましたが、いずれも生活環境、教育環境が破壊されるなど、住民の声、議会の反対で計画が断念されできなかった経緯があります。いずれもお金にはかえられない、生活環境の悪化で失うものが大き過ぎることがその理由であります。 御所市第5次総合計画のスローガンは自然と笑顔があふれる誇りあるまち、住み続けたいまちづくり、心地よい環境のまちづくり、このスローガンに全く反する施策と考えませんか。第一に御所市のイメージが悪くなります。他市の人も、ああ、御所市か、あのボートピア舟券の売り場のあるまちか、どうこれに反論するんですか。新婚家庭には家賃補助もし、1組でも多くの人が御所市に住んでもらえる施策もやっとできました。御所市にはこんな史跡・名勝があり、自然豊かな土地で人情も厚い、葛城山のツツジも美しいといってもこの印象が消せません。 市長は、ボートピアを御所市に呼び込む理由として、24号線沿線のにぎわい、何よりも市に対する協力金の収入、そしてその従業員の地元雇用と答弁されておりますが、反面御所市として余りにも失うものが大き過ぎます。場外舟券発売所の売上金の100分の1が御所市に環境整備協力金として納付されますが、もし売上金が30億円としてもその1%は3,000万円です。ところが施設の設置業者であります業者には売上金の3.5%、30億円と仮定すれば1億円。御所市への納付金と比べて余りにも法外ではありませんか。売上金の75%は払戻金として舟券購入者の勝った人に還元されますが、売上金の25%が競艇場設置管理費、開催諸経費、日本財団への交付金、競走会への交付金、公営企業金融公庫への納付金に充てられます。また、25%のうち4%が主催者であります地方自治体の箕面市、大阪府関係都市競艇組合の財源となるだけです。この数字に間違いなければ、他市やほかの団体の金もうけのためにつくるのではありませんか。入場者100人で勝って一時喜ぶ人は何人ですか。かけた金額の25%が取られて残りの金の奪い合い。多数者が負けて、今度は取り返してやるとますます負けて深みにはまるのがこのばくちであります。善良な市民の射幸心をかき立てて、本人のみならず家族をも深刻な破綻に落とすのがばくちです。今日の不況、仕事がない、あっても賃金が安い、学校卒業しても正規の仕事が少ない世の中で、世の中が大変すさんでおるときに市長は御所市民を含めて家庭の破壊、自己破産、犯罪をふやすことに手をかすのですか。 また、この24号線は室の交差点もあり、現在でも朝夕は交通が停滞していますが、この心配はどうなりますか。 御所市にはパチンコ店及びゲームセンターの規制に関する条例があります。これにボートピアを加える条例はできませんでしたが、新たなパチンコ店ができなくて、それ以上のギャンブル性の高い舟券売り場がなぜ許可できるのですか。 そこで質問の第1点は、平成20年10月に御所市と大阪府都市競艇組合及び箕面市との間に協定が締結されましたが、この協定書の第2条には、施行者は前条の業務を行うに当たって、関係法令及び関係機関との協議事項を遵守するとともに、次の各号に掲げる対策について万全の措置を講ずるものとあり、その各号に掲げる対策とは、1番目は交通安全対策、そして2番目は環境保全対策、3、防犯対策、4、青少年対策が挙げられ、具体的な対応は別に定めるものと規定していますが、この4つの対応策と具体的にどのような内容のものでしょうか。 2つ目の質問は、この施策設置で一番の条件は地元の同意であります。地元の要望書が出されたのは5年前の平成19年です。区民の移動や意識の変化もあります。4つの自治会で本当に半数以上の区民の出席で決議されたのですか。国交省の見解では、自治会の同意とは一部組合役員だけではだめ、住民の賛否が十分反映されることと十分な時間的余裕を持った説明会と言っています。4つの自治会の1つですが、その区民の1人は、役員会も開かれず区長が承認したという声も聞きました。その点どこまで確認をしましたか、お尋ねいたします。 また、計画地周辺の住民の多くは場外舟券売り場の建設計画があることを知らない。御所市の大多数の市民はこの計画を知りません。したがって、住民の合意など存在しないと言っても過言ではないかと思います。市長の見解をお伺いいたします。 また、地区計画の決定は土地の権利者に新たな制限を加えることになるため、関係権利者の合意を得なければなりません。どのような経緯で合意が形成されたか、お聞きします。 第3点として、室地域における地区計画の作成に当たって、1つは地区計画の目標、2、土地利用の方針、3、建築物の整備の方針、4、建築物の用途の制限などについて、どのような計画あるいは規制を想定しているのか示されたいと思います。 この地区計画は、ボートピア施設の建設を可能ならしめる計画を含んでいるというよりも、ボートピア建設のための地区計画と思うが、この点はどうでしょうか。 第4に、教育環境の悪化です。どんな色にも染まりやすい青少年にこんな環境をつくるのですか。お金は働いて汗をかいて得るものと教えるのが教育ではないですか。教育環境にとってこの舟券売り場がよいのか、この点について教育長にお尋ねいたします。 次に、第5次総合計画が決定され、23年から33年までの10年間、特にこの26年からの7年間でこの計画をつくられております。その中で農業の問題についてお尋ねします。 御所市の農業や農村の実情につきましては、住民の高齢化、農業従事者の減少、耕作放棄地の増大、農業収入の減少で、また鳥獣被害の増大で、これは御所市だけではなく全国共通でもあり、古くからの課題でありますが、御所市でもいよいよ深刻な事態です。私の村でも現在は定年で退職された方が頑張っておりますが、次の世代の人は全く見当たりません。 今日まで何十年も国や県の支援政策もありまして、多くの団体、機構が、会議その他の方針で提案もされ、努力もされましたが、衰退に歯どめがかからず、農村の存亡の危機です。この原因は国の長きにわたる農業軽視や農村物の大量輸入、大企業優先の国家政策でありますが、市長も御所市として農業の重要性は認識され、今日まで語られておりますが、具体的施策としては成果が見えません。2期目の市長として、また第5次総合計画を絵にかいたもちにしないためにも、この26年から本格的実施に向けて市長の思いをお聞かせください。 次に、23年度の成果の報告書の92ページでありますが、農林水産業費、類似団体の比べる表があります。御所市と類似団体を比べますと、予算の決算の構成比は類似団体が5.1%、それに対して御所市は0.8%であります。市民1人、人口当たり、類似団体が2万6,267円に対して御所市は3,471円。この農業予算が類似団体と比べて余りにも少ないのは、農家からの要求や提案が弱いのか、農家に熱がないのか、御所市の農業軽視か、お尋ねいたします。 答弁は自席でいただき、再質問も自席でいただきます。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 中垣議員のご質問にお答えいたします。 まず、ボートピアの件についてでございますが、これは後ほど担当のほうから流れといいますか、今までの経過も含めてまたご説明をさせます。 そして、ご質問の中にありましたように、協定書の内容あるいは地元同意の問題、そして地区計画の経緯等についても担当のほうから詳細は申し上げますが、まず、非常におっしゃっている内容でイメージが悪いということが、まず大きな感覚でお持ちだというふうに思います。私自身は、これは何回も申し上げましたけれども、現在の御所市の中でこのボートピアが来ることによって、御所市に大きな悪いイメージが来るというふうなイメージを持っておりません。私自身も4年前ですか、市長になったときにこの案件を前市長から引き継ぎまして、協定書に判を押すか押さないかというところで私自身も非常に迷いまして、いろいろなところに、各方面に問い合わせをしたり徴集をしたりさせていただきました。具体的には、加東市にあります滝野社ボートピアに出向きまして、現地も見させていただいたところでございます。加東市の企画政策課にも問い合わせたところ、建設するまで多少悪いイメージもありましたが、運営後は全く何の問題もなく、かえって治安がよくなり地元住民に喜ばれているというふうな回答も得ております。 また、ボートピアはもちろん公営ギャンブルであります。法的に認められた施設であることから、当然建設してもよい施設と考えております。議員のお話の中にもありましたけれども、私としましては何よりも御所市のにぎわいづくり、そして多少なりとも雇用が生まれるというのは魅力だというふうに考えております。 環境問題、そして特に交通量の問題についても、先ほど申し上げました加東市に問い合わせをいたしました。ガードマンの人数等、場内・場外においてもかなりの人数を配置しており問題はないということでございました。もちろん、これについては警察協議の段階でフィルターがかけられることになっております。 先ほど申し上げましたとおり、ボートピアという施設は公営ギャンブルであり、法的に認められた施設であることから、悪い施設というふうには考えておりません。また地元同意につきましては、基本的には当然施設の立地する申請地の区長印のみで交通省への申請受け付けは可能であるというふうに聞いております。御所市といたしましては内容の確認はしておりませんけれども、区長印が押されているということで区の総意という判断はいたしております。 後ほど担当のほうから今後の進み等にもご説明あろうかというふうに思いますけれども、4年前に協定書に判を押して、それで議会にもご説明を申し上げて事業が動いているわけです。その中で今は地区計画のところで最終段階になっているという状況であります。今からその私の立場で反対ということも私は今申し上げる予定もありませんけれども、地元の要望という形ではしっかりと伝えたいというふうに思いますし、今週も私は市のPTAの役員の皆さんと懇談会を持たせていただきます。あるいは青少年指導員の皆さんとも懇談会を持たせていただいて私の思いも申し上げるつもりでございますし、向こうさんのいろいろな思いというのもお伺いしたいというふうに考えております。 それと、第5次総合計画の農業政策についてでございますが、これも担当のほうから詳しくは申し上げますけれども、決して御所市の農業をほっておくという思いはございません。非常に厳しい状態に農業がなっているというのは、御所市にかかわらず全国の状況ですけれども、特に御所市は耕作面積が非常に小さいというようなこともあって、なかなか厳しい状況になっているというふうに思います。抜本的ないろいろな見直しも必要だという思いから、今後農業委員会としっかり私も話をしていきたいというふうに考えております。 とりあえず私のほうからは以上でございます。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) 私のほうから場外舟券売り場の経緯等に関しての回答をさせていただきます。 まず簡単に経緯をご説明させていただきますが、平成19年に地元の自治会のほうから場外舟券売り場の設置に当たって、事業主と御所市との行政協定協議の推進を求める要望書が出されました。それから平成20年3月議会に、先ほど中垣議員もお話ありましたように、ボートピア建設に反対の意見書が出されたんですが、それが否決されました。同じく平成20年9月8日に協定書締結に関する概要説明を行って、全体協議会の中で議論をいただいております。それを受けまして、平成20年10月28日に大阪府都市競艇組合と箕面市様を相手に御所市との間で行政協定書を締結しております。その後当該施設が国道24号線の沿道沿いに設置できるかどうかの判断を県のほうと一緒にやっております。内容につきましては、都市計画法に基づいてそれが設置できるかという内容でございます。 それから、協定書の中にある4つの項目のご質問があったと思います。交通安全対策、環境保全対策、防犯対策、青少年対策について協定書に書いているが、どう考えているかということやったと思います。 まず交通問題に関しては、事業主のほうは交通整理員を各主要ポストに配置し、違法駐車の排除や歩行者等の安全を確保する。 環境保全については、施設内外及び来場者の通り道を清掃員が巡回し、きれいな道路・歩道を維持する。 それから防犯、青少年対策に関しましては、地元警察と連携し、場内を警備員が巡回し、トラブルを未然に防止すると。そういう内容を提案していただいておりますし、現在も高田署に対して事業主のほうが協議のほうをしているというふうに聞いております。 それから、地区計画についてのご質問もありました。今回の地区計画が場外舟券売り場ありきの計画ではないかというご質問やったというふうに理解しております。国道24号線沿道につきましては、今後の活性化を見通して、一団の土地を商業ゾーンにしていきたいなというふうに考えております。その中に今回のエンターテインメント性を持った娯楽施設が入ってくるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) 先ほどボートピア建設について、教育関係の影響について教育長の答弁を求めるということでございました。 ボートピア建設による教育環境並びに青少年健全育成への影響を考え、私自身ボートピア京都やわた及び住之江競艇場を視察しに行ってまいりました。言うまでもなくボートピアは公営の場外舟券売り場であり、ボートピア京都やわたでは場内への出入りは警備員により管理され、場内の管理及び衛生面も行き届き、来場者間のトラブルもなく良好な空間となっておりました。また住之江競艇場におきましては、ボートピア同様にしっかりと管理運営されておりました。ボートピア京都やわたのように管理を徹底すれば、教育環境の悪化にはつながらないと考えております。なお、学校におきましてはこれまでも勤労の意義を教育しておりますし、今後もその充実を図っていきたいと考えております。 ○議長(丸山和豪) 中手環境建設部長。 ◎環境建設部長(中手喜秀) 第5次総合計画の農林課としての取り組みについて説明をさせていただきます。 農業振興の推進ということで、農業従事者の高齢化による耕作放棄地の増加が懸念されることからも、生産意欲の高い農業者を中心に認定農業者として登録をしていただくことで、地域農業の担い手を確保していくことや、地域農業再生協議会において新たな担い手の確保、集落営農の組織化、認定農業者の法人化を推進するなど担い手の育成を進めていきます。 現在は、御所市の農家の平均的農地面積は約40アールほどであります。農機具の所有など非効率な農業となっているところから、国の24年度制度で人と農地プランを活用していただくよう支部長会などで啓発をしています。集落地域が抱える人と農地の問題解決のため、集落地域の農家の方が話し合いを行い、今後の中心となる農業者やけい代替はだれか、そこへどうやって農地を集めるのか、農業者を含めた地域農業のあり方などを決め、人と農地のプランの実現に向け地域のマスタープランを作成することで、幾つかの制度を利用していただくことができます。 また、営農意欲の低下要因でもある鳥獣被害が増大している中、鳥獣害対策として市町村臨時交付金1,000万円でイノシシの防護さくの配付を、平成23年度は伏見、鳥井戸、鴨神上、森脇、重阪、櫛羅の6地区に4,000メートル、そして24年度は伏見、鳥井戸、西佐味、鴨神上、森脇、重阪、櫛羅、小林の8地区に約4,700メートルを配付しました。今後も国や県の制度を活用しながら、地域の農業施策や第5次総合計画に沿った農林業施策を展開してまいります。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 3番、中垣義彦君。 ◆3番(中垣義彦) 最初に教育委員長にお尋ねいたしますけれども、パチンコ条例のことよくご存じですけれども、その第1条では、この条例は御所市におけるラブホテル、パチンコ屋及びゲームセンターの建設について必要な規制を行うことにより、市民の良好な生活環境の確保及び青少年の健全な育成に資することを目的とすると書かれています。この条例の精神と舟券売り場のこの精神が、パチンコのほうにはこういうことで青少年の健全育成を阻害するのでもうあかんと、こういうことが書いてあるんですけれども、この気持ちとどうですか。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。 ◎教育長(上田貞夫) パチンコも私最近行っておりませんのでわかりませんが、私の見てきましたボートピアにつきましては、パチンコ屋以上にこう粛々という、整然と管理がされているように感じました。 ○議長(丸山和豪) 3番、中垣義彦君。 ◆3番(中垣義彦) さっきもこの4つの、交通、いろいろおっしゃいましたけれども、これを今もおっしゃったように、その施設の中ちょっとその周りが何も問題がないということでは、もちろんそういろいろしはるんでね、そのほかの全体に対して、あそこにいったらお金要ります。25%で、あと75%、必ず負けるほう、そしたらそれが今言いましたように、このお金どうしようかということで何かまた犯罪につながるということで、こういうパチンコのこと言っているのと違いますか。 ○議長(丸山和豪) 上田教育長。
    ◎教育長(上田貞夫) 私、ボートピア京都やわたを見た後、機会があったのでその八幡市の教育長にも質問を投げかけました。そうしますと八幡市の教育長は、つくるときにはいろいろ意見があって大変だったんですが、でき上がってみますと何ら問題なく、非常に環境のよい状況で進んでいるという形の返事をいただきました。 ○議長(丸山和豪) 3番、中垣義彦君。 ◆3番(中垣義彦) そしたら先ほども言いましたように、奈良県にも今一つもないと。ところが4つのさっきの郡山市、奈良市、田原本町ですか、ここらのその反対、住民が反対したのは杞憂にすぎないという、そういう見解かと思いますけれども、言っておきますけれども、私はボートピアその部分だけではなしに、さっきも言いましたように、このイメージと言いますのは、やっぱり御所市この周辺、御所市民にそれがプラスがないかという、そういうはかりで見ていただきたいということに思います。 それで先ほどの地元の同意ですけれども、4年前ですか、その区長、自治会長が印鑑押したということで、あとは市長はPTAとかそういう場で話も聞くという、こういうことお返事でしたけれども、非常にこれは実際にそこの関係の住民だけでなくて周りの人に対しても合意を得ておるということについては、私は大変疑問を持ちます。一つはそういうことです。 あとはそしたら、今企画部長がおっしゃいましたね、そういう計画でこれから淡々と進めるということですけれども、その都市計画審議会、何月ごろになりますか。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) お答えします。 まだ奈良県と今現在調整中でありますので、市の都市計画審議会の開催する時期は全然決まっておりません。 ○議長(丸山和豪) 3番、中垣義彦君。 ◆3番(中垣義彦) 何かこの討論しとったらいつまでも平行線かと思いますけれども、非常に私はこのボートピアつくられることに対して、御所市全体が悪いイメージあるいはその心配を、さっきは心配せんでええと言いはったんやけれども、心配をしておりますことを言います。 さっきこの鳥獣被害の件で、今、23年4,000メートル、24年で4,700メートルという答えいただきましたけれども、これから24年の分は稲刈りが終わってからそれぞれの代理で設置されると思うんですけれども、その中で今後、葛城山の下を見てみますと穴があいとる集落ありますね、増とか高天とかそれから関屋とか、ここの地域は地元からそういう要望が上がっていないのか、どうでしょうか。 ○議長(丸山和豪) 中手環境建設部長。 ◎環境建設部長(中手喜秀) 現在のところ地元からの要望はございません。 ○議長(丸山和豪) 3番、中垣義彦君。 ◆3番(中垣義彦) イノシシというのはちょっとした間でも入ってくるんですけれども、その被害を防止するのも、やっぱりそこにも行政のほうから働きかけというか、そういうことが非常に大事かと思います。 次に、先ほどこの類似団体と比べて非常に御所市の農業予算が少ないということをお聞きしましたけれども、その点はどうでしょう。きょうまでの長いこの歴史があって、そしてこういう機会というのか、類似団体と比べて御所市が非常に予算が少ないということについて。 ○議長(丸山和豪) 坂倉総務部長。 ◎総務部長(坂倉敏之) 突然の細かい質問がされましたので、今詳細な資料を持ち合わせておりませんので、私のわかる範囲で回答いたします。 おっしゃるとおり、類似団体とは人口規模とか産業構造によって市町村は区分して比較するときに使われるものでありまして、御所市の場合、人口に占める1次産業、おっしゃっている農林業が非常に低いという地域性がございます。御所市は専業農家がもうほとんどなく、兼業農家、それもほとんどが給料のほうが多いという兼業農家という形になっております。そういった形で比較して農業関係の予算が少ないということで、類似団体と比較した場合低い数字が出ると。そして、以前は葛城のほうで圃場整備とか、あるいは最近開通しましたけれども、船路・新田の農免農道といった農業関係の事業もしておったときには一定の数字が出ておったんですけれども、最近農業関係の事業が一定終わりまして農業関係の予算も少ないということで、類似団体として比較した場合数字が低いのがあらわれているという形で、その程度しか今のところ資料を持ち合わせておりませんので、回答できませんのでよろしくお願いします。 ○議長(丸山和豪) 3番、中垣義彦君。 ◆3番(中垣義彦) 通告に入っておると思って、私が抜けておりましたけれども、この成果報告書、確かにこの類似団体という意味が、人口やその土地の面積だけが同じの比べるんかいね、その辺がちょっと私も類似団体という定義がわかりませんけれども、もう少し私も勉強いたします。 あとは、先ほど中手部長からいろいろ、私も、ことしのプランですか、それがあるという話を伺いましたけれども、過去に今までそんな同じようなこの計画が、たくさん長い間国からも県からもあったけれども、御所市の場合は今言いましたように単位面積が少ないと。いろいろそれが実際に活用できて、そしてその農家の生産が上がって意欲が増したという例が本当に少ないですね。 今、24年度の何か新しい計画があるとおっしゃいましたけれども、一応どこかで各支部長集めてその中で提案してというこういう話がありましたけれどもね、これはなかなか今までの経験から見てみると、成功する見通しがないんですけれども、例えば一つサンプルといいますか、ここやったらいける可能性があるという、そういうことをピックアップしてですね、そこに力を注いで成功さすという、そういうことも行政のほうでもやっぱり考えていただかんと。先ほども、確かに担い手育成とか今までずっとたくさんありました。ことごとく御所市の中ではそれが、ことごとくというのは言い過ぎですけれども、多く成功していないというのが今までのあれですので、一層そういう研究もこれからもしていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(丸山和豪) 関連質問はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山和豪) 関連質問もないようですので、3番、中垣義彦君の一般質問を終わります。 しばらく休憩いたします。3時15分より再開いたします。     午後3時06分休憩-----------------------------------     午後3時15分再開 ○議長(丸山和豪) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、8番、松浦正一君の発言を許します。8番、松浦正一君。     〔8番松浦議員登壇〕 ◆8番(松浦正一) 8番、松浦正一です。温かいぬくもりのあるまちづくりを合い言葉に、御所市が元気になり市民生活に活気を取り戻すべく、日々一生懸命働いております松浦正一です。 ただいま、議長より発言許可をいただきましたので、さきに通告いたしております件につき質問をいたします。担当者におかれましては、答弁のほどよろしくお願いいたします。 今般、全市民、全職員、皆様方の努力と協力のもと御所市財政健全化計画が1年前倒しして完了し、41年ぶりに黒字化に成功しました。喜ばしいことであります。しかし、御所市民にとっては多額にあった赤字が解消され、多額の基金が積み上げられ御所市の財政が好転したとしても、市民の生活にどれだけの変化がもたらされたかを問いたいと思います。市民生活に変化がなければ、意味のないことと考えます。 まずは、少子高齢化が進み、人口減少が著しい我が御所市の現状から、高齢者対策とそれに付随する人権について伺います。 市民課よりさきに資料をいただき確認いたしておりますと、直近5年間の年度別死亡者数と出生者数を比較すると、人口の自然減の著しい様子がはっきりとわかります。直近5年間の死亡者数の年間平均405人に対し、年間出生者数の平均が161人です。実に自然減では平均244人もの人口が1年で減っております状態でございます。これに、転入、転出の差額を加えていませんが、出生者数が毎年減少の一途をたどっているのが、今の御所市の現状であります。このような状態を放置したら、少子化が加速し、御所市の将来を託すべき子供たちがいなくなる危険性が出てきます。御所市の20年先の成人は136人と見込めます。平成23年度の出生者数がたったの136人でしたからです。本年度の20歳成人の人口の329人と比較いたしますと、実に20年後には60%減というすごい数字が出てきます。60歳以上の高齢者を支える生産年齢の市民が大きく減少してしまい、高齢者の住みにくい御所市になるのではないかと危惧いたしております。 加えて、御所市における平成24年8月時点での年齢別人口構成一覧表を見てみますと、高齢化が著しく進んでいく様子がわかります。平成24年8月末時点での65歳以上の高齢化率、実に32.1%です。実に人口の3分の1に達しました。このままでは、人口減少に歯止めがかからない。この状態をどのように打破し、市民生活に活気ある変化をもたらすのか、今、担当課で考えられておられる施策があればお示し願いたいと思います。 直近5年間の孤独死の数がわからないとのことで、奈良県でも統計がとられていないらしいです。全国でも3、4の自治体が統計をとっているとのことを新聞報道で知りました。御所市においてもはっきりした数字は期待できません。しかし、年々増加しているように思います。消防と警察と連携して統計をとっていただけませんか。 市民課よりいただいた資料を参考にしますと、60歳以上の所帯数と人口、そのうちひとり暮らし所帯数は、独居老人の数ですね、次のとおりでございます。2,714所帯で2,714人おられると示されております。60歳以上の人口1万2,181人の実に22.2%の方が独居老人ということになります。ちなみに、20歳から59歳までの人口は1万2,919人、ゼロ歳から19歳までの人口はたった4,101人と出ています。このように増加の一途をたどっている高齢者に対する生活環境と高齢者の人権を守るため、どのような対策をとっておられるのか伺います。健常者、身体障害者、介護受給者、老老介護の家庭といろんなケースがあると思いますが、現在施行されている主な施策をお答えください。 私の住む元町を例にしてみますと、過去に隣保館事業が行われていたときには、ボランティア活動の一環として地区の婦人会の団体が月1回程度で配食サービスを行い、独居老人宅をくまなく訪問し、声かけ運動の一環として話し相手となって近況を聞き取り、近況の把握ができていましたが、隣保館事業が廃止され、建物が市有財産として目的外使用されている現状では、活動の拠点を奪われた状態であります。ボランティア活動すらも満足にできない状態で、今は、地区の独居老人宅の実態が把握できないでいるのが現実です。 隣保館事業をなくし、市有財産とし地区住民から社会奉仕活動の拠点をなくしてしまいましたが、それにかわるべく活動の拠点をどこに持っていくように指導しているのか、お答えいただきたいと思います。 今、御所市の福祉施策で、高齢者、身体障害者、介護受給者、老老家庭等の福祉施策にとって一番中心となっているのが社会福祉協議会だと思っていますが、協議会においては、老人会連合会の相談やボランティア活動の拠点とし、また募金活動の拠点、あるいは生活資金相談、奨学資金相談等、御所市民にとっては直接気軽に相談のできる機関であり、まさに福祉活動の御所市の中枢と言っても過言ではない部署でありますが、協議会の会長として、市長は御所市の福祉施策の中でどのように位置づけられているのか、お示しいただきたいと思います。 次に、御所市の文化財について伺います。 さきにいただきました資料を見てみました。御所市には国宝というものはなく、重要文化財と重要美術品、県指定文化財、市指定文化財、国登録文化財があります。重要文化財と重要美術品はどこに保管されているのですか、お聞きしたいと思います。また、その物件はどのようなものですか。また展示はされていますか、お聞きしたいと思います。 23年度主要施策の成果報告書を見よということでございますが、数字だけで実態のほうがわかりませんので詳しくお答えいただきたいと思います。 御所市内における古墳及び遺跡の数については、資料をいただき確認できました。埋蔵文化財は1,541カ所、そのうち古墳は1,300基のことであります。これには巨勢山古墳群も含んでいるかどうか教えていただきたいと思います。 資料回答の中で③の発掘調査されたものの概念規定から調整が必要です。例えとして、鴨都波遺跡の場合、現在までに発掘調査次数27を数えていますが、遺跡全体ではたったの3%程度の面積しか調査できていないとの回答がありました。残りを調査するには、天文学的な時間と労力と経費がかかり、結果は開けてみないとわからないということですか。それとも3%の調査で、大体の全体像は掌握できていると理解していいんですか、教えていただきたいと思います。 史跡の公開に当たっては、整備が前提となり、史跡8件のうち国史跡巨勢山古墳群を除き、一応は見学可能とのことでございます。一番整備の進んだ事例が水泥南古墳とのこと。この古墳は民有地にあり、2基のうち1基は民家の中に祭られている古墳ですよね。民間の協力のもと整備され公開されているが、御所市としては古墳の地主に対しては保存するに対しては、どんな形の協力をしているのか教えてください。すべておんぶにだっことはなっていないでしょうね。 文化財課としては、企画観光課に観光資源として資料提供できるものはありませんかとの問いに対して、企画観光課との連携は当然のこととして積極的かつ頻繁です。必要な情報は既に各課に共有していただいているとの回答でありますが、各課におかれましては十分に活用していただきたいと思います。 観光施策の目玉商品として、先日、葛地区で天然記念物に指定されているオオサンショウウオの捕獲が新聞等で報道され話題になっていますが、実に大きく50年物のサンショウウオだそうです。御所市にとっては貴重な生きた化石をどのように対処され、現在はどのような状態になっていますか。請求した資料の回答をしていただいておりますが、あえて答弁していただきたいと思います。また、昨年度発掘作業中に弥生時代の当時の姿をとめたまま出土して発見され話題になりましたクワガタムシについては、現在どのような公開が行われていますか。これもお答えいただきたいと思います。 先日の新聞によりますと、池ノ内地区で見つかった弥生時代の水田跡の土でもって稲の生育状態の実験が橿原考古学研究所で行われ公表されていますが、このような実験こそ発掘現場の御所市で行うべきものと思いますが、土壌も環境も同じところで行うべきと思いますが、どのように思われますか、お答えいただきたいと思います。 以上で私の質問は終わり、答弁は自席で伺い、再質問も自席でいたしますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(丸山和豪) 市長。     〔東川市長登壇〕 ◎市長(東川裕) 松浦議員のご質問にお答えいたします。 議員のご質問の中で、隣保館事業がなくなってというようなこと、社会奉仕活動の拠点をなくしてしまったというようなご質問がございました。隣保館事業というのはなくしましたけれども、例えば、議員の地元であります元町のもと隣保館というのは、今公民館として非常に市民の好評を得ているというふうに思っております。もちろん今までの隣保館事業の中でやられていたさまざまな事業は、どこかの部分で補完はしていかなければならないとも思っております。例えば、高齢者対策については、地域包括支援センターというのが1つの窓口になろうかと思いますし、あるいは社会福祉協議会というのも福祉の大きな拠点だというふうに考えております。私のほうから社会福祉協議会の会長という立場で本市の福祉施策の中で、社会福祉協議会をどのように位置づけているかというご質問でございました。御所市社会福祉協議会は、社会福祉法第109条に基づき地域住民が主体となって地域福祉の推進を図るため、公使関係者の協力を得て、組織的活動を目的とする民間の自主的な組織でございます。本市では、社会福祉協議会に地域福祉の中核的な役割を担っていただきたいことや、障害者自立支援法改正に伴い、相談支援事業の充実を図るため、特定相談支援事業所として障害福祉の拠点となるべく支援を図っているところでございます。今後とも社会福祉協議会は地域福祉の中核として発展できるよう支援をしてまいりたいと考えております。 また、議員のご質問の中に、高齢者の独居でお住まいの方の問題がございました。これは、議員ご指摘のように御所市にとっても非常に大きな問題だというふうに認識しております。一時期民生児童委員さんのほうでいろんな動きをしていただいたんですけれども、今ちょっと壁に当たっているかなという状況です。その情報をいただくためにあきらめることなく、例えば、自治連合会等とも連携をしながら、何とか独居老人の把握という形で進めてまいりたいと今考えておるところでございます。 私のほうから、とりあえず以上でございます。 ○議長(丸山和豪) 倉本市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(倉本英孝) 私のほうからは高齢対策ということで、独居高齢対策並びに一般の高齢対策についてお答えをいたしたいと思います。 先ほど、議員ご指摘のとおり高齢化率というのは、特に独居者数は増加傾向にあります。実態数を議員おっしゃったわけですけれども、これとてまだ市民課の統計でございますので、実態の数値には若干違うかなとも思うんでありますが、近年、民生委員の独自の調査というのをいただいておりまして、それをいただきますと平成24年3月末で70歳以上の独居老人の数は1,027人となっております。当市といたしましても高齢化対策に今後も重要な課題ということで位置づけておりますので、この対策について取り組んでまいりたいというように考えております。 先ほど市長が申しましたように、独居老人の情報、また孤独死に対する情報等々につきましては、特に議員ご指摘の警察、消防との連携というご意見もございましたが、それも参考にはさせていただきたいのでございますが、実際警察との連携となりますと個人情報等、操作への介入等々で抵触する場合もありますので、非常に困難な部分かとも思いますが、その他、市内の各種団体にご協力いただけるようであれば、孤独死の数、独居老人等々の数も把握して、今後は方策に進めてまいりたいというように思っております。 その方策の1つでございますが、まず、本人の安否確認を含めた配食サービスをいうのを実施しております。2つ目に、緊急通報装置の設置、3つ目に、緊急医療情報キットの配布等を実施しております。今年度に入り、各事業に対する相談も増加傾向にあり、それに対応しているのが現状でございます。 続いて、高齢対策ですが、現在は地域包括支援センターを窓口として、虐待を含む、高齢者に関する総合相談、引きこもり防止と地域のきずなづくりを目的とした友愛チームの結成、介護予防やかもきみの湯等での介護予防教室の実施、認知症サポーター養成講座の実施等を展開しております。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 北岡教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(北岡一郎) 私のほうからは、文化財の関係でお答えします。 御所市内には、所在する指定文化財につきましては、国指定文化財が16件、奈良県の指定文化財が11件、市指定文化財が4件、国登録文化財が3件となっております。そのうち、重要文化財が5件、重要美術品5件となっており、その内訳は、建造物、彫刻、考古資料等で、一部奈良国立博物館に寄贈されているものもありますが、原則として使用者のもとにあります。 国史跡水泥古墳は、水泥北古墳と水泥南古墳の一括指定でございます。水泥北古墳の場合は個人の住宅内にありますので、公開はその方のご厚意に頼らざるを得ませんが、防水蛍光灯の管の交換、石室堆積土砂の除去などを市のほうでさせていただいております。水泥南古墳は、市の責任において管理をしております。埋蔵文化財1,541カ所のうちに約700基の巨勢山古墳群は含んでいるかという質問についてでございますが、含んでおります。 次に、鴨都波遺跡について3%程度の調査でどの程度がわかるのかという質問でございますが、もちろんこの程度の調査面積では実態解明には至りません。指定史跡ではないために、調査の機会は民間受託発掘調査など偶然の機会によらざるを得ないのが実情でございます。 次に、葛地区で保護されたオオサンショウウオについてでございます。この件に関しましては、8月11日土曜日の朝、御所市峠の水田用水路で特別天然記念物オオサンショウウオが発見されました。その後の対応として、県文化財保存課と協議した結果、一時保護として学芸員のいらっしゃる橿原市の昆虫館に移送したものであります。 次に、秋津遺跡で発見された縄文時代晩期のクワガタムシについては、現在は展示はされておりません。理由としましては、一応の保存処理は施しているものの、現在の技術では変形させることなく完全に乾燥させることができないため、展示ケース内での保管は無理と判断され、収蔵庫内の冷暗所で保管をされております。 また、中西遺跡の水田跡の土地で行われた稲の生育状況の実験について、これを現地でやるべきではないかとのことでありますが、奈良国道事務所からの受託事業としての発掘調査であり、一刻も早い調査終了と引き渡しを求められる性質の調査であるために、現地での生育実験は不可能であります。 なお、文化財の観光資源としての質問についてでございますが、この件に関しましては、企画開発部長のほうから答えていただきます。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) 私のほうからは、文化財と観光資源との関連についての回答をさせていただきます。 文化財の観光資源としての扱いでございますが、現地で見ることのできる遺跡である室宮山古墳、水泥古墳、新宮山古墳、権現堂古墳などは現在観光素材としてもご紹介させていただいております。遺跡などの説明看板については、文化財課と協力をしながら観光協会が設置しているものもございます。現地に行っても見ることができない遺跡、例えば、秋津遺跡、極楽寺ヒビキ遺跡等については葛城の道歴史文化館で遺跡情報として文化財課に監修していただいた説明を展示いたしております。今後につきましても、遺跡の保存という問題がございますが、文化財課と連携して観光素材として活用してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(丸山和豪) 8番、松浦正一君。 ◆8番(松浦正一) おおむねお答えいただきありがとうございます。 オオサンショウウオの説明に関してはもう少し詳しくここにお答えをいただいているんですけれども、これを公表してほしかったんですけれども、ちょっと公表させていただけなかったということで、上田教育長につきましても、早速に県庁のほうにも行っていただきまして、葛小学校で保存できないかということを交渉していただいたようでございますけれども、専門の学芸員がいないということで断られたということをされておりますが、ご苦労さんでございました。また、今後ともこのようなものが出たら水槽等をつくっていただいて、市民に見られるように努力していただきたいと思います。 また、御所市内において、クワガタムシとかサンショウウオとかいろんなものが新聞等で発表され、橿原考古学研究所のほうで発表され、展示されたりして、たくさんの人が行っていただいて、見て、観光の目玉として橿原市のほうに流出しておりますけれども、御所市としては、このインパクトある文化財として出土したものに対して、他市で展示するということは多いんですけれども、稲一つ見ても実験できないというようなことなのでありますけれども、御所市で出たものを御所市で展示する施設をつくれないものか、そしてまた企画できないものかということをお聞きしたいんですけれども、今、秋津の文化センターで保管されているものと、朝町の小学校跡ですか、あそこにミイラとかいろんなものが保管されておりますけれども、あれを市民の方が周知されているのか、そしてまたそれを市民に公開すべき手だてはないのか、そういう計画はあるのかないのかということをお聞きしたいと思います。そしてまた、それを国、県のほうから補助金が出て施設をつくるというような、そのような情報はないのか、その辺のところを調査していただいていると思うんですけれども、わかっていればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 北岡教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(北岡一郎) 今、議員がお尋ねの公開等でございますけれども、この秋、たしか10月だったと思いますけれども、文化財に関しましてのシンポジウム開催と同時にそういう貴重な文化財を一般の方に、市民に公開する準備をしております。 ○議長(丸山和豪) 8番、松浦正一君。 ◆8番(松浦正一) 10月ですか。 ○議長(丸山和豪) 北岡教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(北岡一郎) 失礼いたしました。訂正します。11月23日から12月4日の間でございます。〔「どこで」と松浦議員が呼ぶ〕シンポジウムはアザレアホールでやりまして、展示のほうにつきましてはいきいきライフセンターで、管理の関係上いきいきのほうでやらせてもらいます。 ○議長(丸山和豪) 8番、松浦正一君。 ◆8番(松浦正一) わかりました。ちょっとは前進して市民の方に御所の文化財を見ていただくことができると期待しております。 次に、今、県のほうで記紀・万葉1300年事業のプログラムが出されております。これに参画できるような御所の文化財、1300年事業に参画できる資料はいかほどあるのか、お聞きしたいと思います。 霜月祭等における御所市内の文化財を見ても、江戸時代の文献が非常に多く、また、建物もその時代のものと考えられるものが御所町内には多いと思いますが、郊外において、巨勢山古墳を初めとして條ウル神古墳等、年代が古く、千年以上古いものも多々あることから、プログラムに盛り込むことができると考えられますが、今実施している事業を含めて、今後、この記紀・万葉1300年事業プログラムに参画できる施設、史跡等がどれほどあるのか、精査されておるのならばお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 清水企画開発部長。 ◎企画開発部長(清水隆平) 私のほうからは、記紀・万葉に関するイベントについてご説明します。 昨年同様、昨年もしたんですが、葛城古道を歩く会、当然その記紀・万葉の史跡のあるところですが、記紀・万葉ウォークと位置づけて、葛城一言主神社など、記紀ゆかりの寺社をめぐるコースをお客様と一緒にお楽しみさせていただきました。本年においては、近鉄吉野線開通が100周年という記念の年でありますので、記紀・万葉ウォーク巨勢の道史跡めぐりと題したイベントを行います。古代豪族、巨勢氏の有力者を葬ったとされる古墳や、万葉集に登場するつらつら椿の名所である巨勢寺、阿吽寺などをお客様と一緒に歩き楽しんでいただこうと考えております。このイベントにつきましては、9月27日と10月21日に開催し、近鉄のエリアキャンペーンガイドブックにも掲載させていただいております。 それから、葛城古道を歩く会と連携のような形なんですが、奈良県ウォーキング協会のまほろばツーデーウォークとの連携で、全国から参加されるお客様をお迎えして、観光協会、ボランティアガイドを中心としたスタッフで、ことしの11月23日にせっかくウォークというお名前でさせていただきます。 それから、これ直接じゃないんですが、一応こちらのほうから資料を送らせてもらった分でNEXCO西日本、これは旧の道路公団ですが、やまとごころ周遊記というイベントに一言主神社でスタンプをもらうようなスタンプラリーの一つがあります。 それから、御所葛城の道臨時観光バスもことし9月15日から11月25日まで走らさせていただきます。近鉄ハイキングにおいては、秋津島の道を9月16日する予定です。それから、名柄地区にある中村家という重要文化財の建物なんですが、それの位置する名柄エリアでこの秋にHANARART名柄という芸術祭のほうもしてみようと思っております。 それから、関連のPRとしましては奈良記紀・万葉ホームページへ掲載の協力をさせていただいております。鑵子塚古墳や富田の琴引陵等を、白鳥伝説のところのお話をホームページのほうに載せさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(丸山和豪) 8番、松浦正一君。 ◆8番(松浦正一) いろいろやっていただいていて本当にありがとうございます。 記紀・万葉1300年祭というこのような大きなイベントの中で、御所の魅力を十分に発信していただいて、この御所の観光、そして名所、御所市を十二分にアピールしていただきたいと思いますので、頑張っていただきたいと思います。 観光、文化財に対してはそれぐらいにいたしまして、次に、最初に質問いたしました高齢化について少しお伺いしたいと思います。 私どもの元町にありました隣保館事業のときに、配食サービス等、地区の婦人会の方々が配食サービス、話しかけ運動等で独居老人の方々を訪問されていろいろと状況をお聞きになって、相談相手にもなっておられましたけれども、悪い言い方なんですけれども、隣保館がなくなって、そのような配食する場所がなくなったということで、これから会合するにも、相談するにも場所が少なくなったということで、環境が変わってしまったということで、いまいっとき、この間市長さんが、配食サービスのために自治会の区長さんから申し出があれば、公民館の台所を使ってくださいとおっしゃっていただきましたが、その旨を婦人会のほうにも伝えて前のようにしていただくように進言はしておりますけれども、いまだその実行には至っておりません。この2年間で元町その配食サービス等をされていたときには孤独死というのは1件もなかったんです。でもこの1、2年の間に2件あった。残念がっておられるのはその婦人団体の方々が、その配食サービス行ってあの人と話できていたら、2週間も3週間も死んだままほうっておくというようなこともなかったやろうに、ということで残念がっておられる事例もあるということで、あえて、私は隣保館活動はなくなったけれども、地区の婦人団体のボランティア活動に対する拠点というものをどのようにサポートしていただけるのかということをあえてお聞きしたんですけれども、包括支援センターというのは市役所にあるんであって地域にはないのでありますから、地域の中央公民館とか隣保館がいろんな形で利用されておりますけれども、その一部を無償でそういうボランティアの方々に開放していただくとか、そういうような施策はとれないものか伺いたいと思いますので、お答え願いたいと思います。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) もちろん、包括支援センター等は行政サイドの話であります。今、議員おっしゃったように元町に限らずさまざまな地域でボランティア活動として活躍をしていただいている。これは非常に大きな力だと思いますし、むしろ地域に根づいたより大きな力だというふうに思っております。なお、例えば、公民館等に今のもと元町の隣保館ですけれども、その辺の公民館につきましては、そういう活動につきましては、基本的に無償で場所等は提供できるというふうな認識をしておりますし、現に元町以外の方もいろんな会合等で公民館を利用されておりますので、それは大いに利用していただいたらいいかなというふうに思います。 ○議長(丸山和豪) 8番、松浦正一君。 ◆8番(松浦正一) 無償でボランティア活動には使用できるというお言葉をいただきましたので、その旨、また帰って伝えたいと思います。一応、一般の方々が使用されているのは使用料を支払っておられるということですので、それを認識していただきたいと思います。 今、御所市において、今まで高齢者が受けていたサービスを受けられなくなったということは、高齢者に対する人権侵害というふうに受け取っても当たるのではないかと私は思うんでありますけれども、御所市人権擁護に関する条例というのがありますね。この条例は、基本的人権あるいは人権というものは、人は生まれながらにして当然持っている権利、だれもが個人として等しく尊重され、共生していく差別のない社会を実現し、みずからの人生を自分で切り開き、自己の能力を発揮でき、生きがいのある人生を創造できる社会を実現していくことを目的としておりますと、このように書かれております。人権とは、人間が人間として当然に持っている権利であります。基本的人権、人間が人間として当然持っている基本的人権と書かれております。人間が一人の人間として人生を送り、他者とのかかわりをとり結ぶに当たって、決して侵してはならないとされる人権のことであり、人間が生まれながらにして持っている基本的人権とあります。日本国憲法は、侵すことのできない永久の権利としてこれを保障しているとあります。生存権、国民各自が人間らしく生きていくために必要な諸条件の確保を要求する権利、日本国憲法第25条はこれを保障しているとあります。このような御所市にも御所市人権擁護に関する条例というのもありますので、これを十分に認識していただいて、高齢者だけでなく御所市民の人権というものを十二分に考慮した施策をやっていただきたいと思います。 先日なんですけれども、NHKの放送で孤立する高齢者、セルフネグレクトということで、自分の生活を放棄する老人がふえているという報道がありました。助けを求めない孤立した高齢者、このような高齢者は御所市にもおられると思うんですけれども、御所市全体の実態調査というものもやっていただけますか。それとも既にやられてこのような老人の所在というものも把握されておりますか。 ○議長(丸山和豪) 倉本市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(倉本英孝) 先ほども私申しましたように、独居老人も含めた実態調査というのは、市独自ではまだやっておりませんし、今おっしゃっている部分についての把握というのはできておりません。 ○議長(丸山和豪) 8番、松浦正一君。 ◆8番(松浦正一) もし、このような方がおられて、介護の方とか社会福祉協議会のほうでも配食サービス、話しかけ運動等をやられて、このように自分の生活を放棄されている高齢者、テレビの中では体の衰えからごみを放置され、それで他人を拒否するということで介護を拒否される、病気であるけれども薬を飲まない、こういう状態の高齢者がふえてきているんだということなんです。こういう高齢者が御所市のほうでふえてきたときにどのように対処するかということも一考していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。一応、民生委員さんにすべてを丸投げしているような状態が地域にあるんですけれども、ボランティア活動という拠点が社協のほうにもあることですし、御所市全体の問題として考えていただきたいと思うんですけれども、福祉課としての見解と、今後、孤独死を防ぐための対策が何か考えられておるのならば、どんな手だてを講じておられるのか、それをお聞きして質問を終わりたいと思いますのでお願いします。 ○議長(丸山和豪) 倉本市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(倉本英孝) ちょっと誤解をいただいたかなと思います。はっきりとした数値というのは把握はしていない部分もございますけれども、実態として、今おっしゃっているセルフネグレクト、それにつきましては、先ほど私申しました、虐待を含む高齢者に対する総合相談という形でいろんな分野でそれは十分受けておりますし、今後も、今議員がおっしゃるように、もっと幅の広い形で社会福祉協議会と連携をしながら、もっとより深く対策というのを取り組んでまいりたいというように考えております。 以上です。 ○議長(丸山和豪) 関連質問はありませんか。2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) 松浦議員の関連質問をしたいと思います。 人権についてなんですけれども、大阪のエル・おおさか、大阪府立労働センターのことなんですけれども、この施設は人権のためにつくられた施設でございます。この人権のためにつくられた施設が大阪の橋下市長によって、もう補助金が出ない、出せないということで、もうここの光は消えてしまいます。市長、これについてはどう思いますか。御所市は人権のふるさとでございます。こういった施設がなくなるのを、僕はこれ署名活動をしているんですよ。市長も一緒にしてくれませんか。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) もとより、やはり大阪という土地、大都市でそういうような施設がなくなるというのは悲しいことだというふうに思います。ただ、私の立場から一自治体の政策に話を持って行くというのはいかがなものかなというふうには思っております。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) 市長はいつも人権は大事やとおっしゃっておられますが、橋下市長に会ったときに一遍言ってもらえませんか。御所市はやっぱり人権を大事にする市なので考えてはいただけないかと。 ○議長(丸山和豪) 東川市長。 ◎市長(東川裕) これが、例えば国の施設でありますとかいうようなことであれば声を出すという筋道は立とうかなと思いますけれども、一市の政策の中にほかの市の首長が加わるというのはやはりできないというふうには思います。 ○議長(丸山和豪) 2番、川田大介君。 ◆2番(川田大介) そうしたら、個人的にはどうですか。だめですか。これで終わります。済みません。また、できなかったらよろしくお願いします。〔「もう答えいいですね」と丸山議長が呼ぶ〕はい。 ○議長(丸山和豪) ほかに関連質問ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山和豪) 関連質問もないようですので、8番、松浦正一君の一般質問を終わります。 本日で一般質問はすべて終了しましたので、会議を閉じることにいたします。----------------------------------- ○議長(丸山和豪) お諮りします。明13日本会議を休会し、14日本会議を再開したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山和豪) 異議なしと認めます。よって、明13日本会議を休会し、14日本会議を再開することに決しました。 本日はこれにて散会いたします。     午後4時00分散会-----------------------------------...